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2023.10.22

あそぶ

「スノーピーク」新作テント登場!ブランド定番のロッジ型シェルターと比較してみた


【写真40点】「新作テント登場!ブランド定番のロッジ型シェルターと比較してみた」の詳細を写真でチェック

キャンプのハイシーズン到来。物欲もMAXに騒ぎ出す今日この頃だが、何やらスノーピークが今年、新作テントをリリースしたそうだ。チェックすべく向かった先は……。
今回訪れたのは……
「スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店」
道具としての機能面はもちろん、インテリアとしても十分なギアを多彩にラインナップ。他にも、「HOME⇆CAMP」をコンセプトとしたアパレルラインも充実。店舗脇には手ぶらでBBQや焚き火を楽しめるガーデンスペースも兼備し、街と自然を繋ぐ重要拠点として多くのファミリーに親しまれている。

機能性の高さはもちろん、インテリアとしても活躍するオシャレギアを多彩にラインナップ。「HOME⇄CAMP」をコンセプトとしたアパレルラインも充実。店舗脇には手ぶらでBBQや焚き火を楽しめるガーデンスペースも兼備し、街と自然を繋ぐ重要拠点として多くのファミリーに親しまれている。


住所:東京都昭島市田中町610-4 昭島アウトドアヴィレッジ店
電話:042-519-7685
営業:11:00〜20:00(土・日、祝10:00〜、水曜定休)
www.snowpeak.co.jp/

あらゆる進化を遂げた、テントの最新作

この日の案内人は……
井澗一洋さん●アイテムの詳しい説明のみならず、実体験に基づくあらゆるシチュエーションに応じた活用法や知恵を伝授する同店のショップマネージャー。その豊富な引き出しに、お客さんのみならずスタッフからの信頼も厚い。

井澗一洋さん●アイテムの詳しい説明のみならず、実体験に基づくあらゆるシチュエーションに応じた活用法や知恵を伝授する同店の店長。その豊富な引き出しに、お客さんのみならずスタッフからの信頼も厚い。


ーーこんにちは〜。

井澗 
いらっしゃいませ!

ーーテントの新作が出たと聞いて馳せ参じたのですが……。

井澗
 ございますよ!「ランドネスト」ですね。

――おおっ、これが。

井澗 家族でキャンプを楽しまれるなら、だいたい3〜4人が目安ですよね。ランドネストはまさにファミリーキャンプにおすすめです。

テントのメインフレームが自律式の逆Y字型で建てやすく、タープは友好面積が広く窮屈さを感じさせない。まさに、設営のしやすさと快適さを追求した最新。ランドネストS テントタープセット7万7000円 https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/snowpeak/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88-S-%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/p/164836#&gid=1&pid=1

テントのメインフレームが自律式の逆Y字型で建てやすく、タープは有効面積が広く窮屈さを感じさせない。まさに、設営のしやすさと快適さを追求した最新。「ランドネストM テントタープセット」8万300円/スノーピーク 0120-010-660


ーー「ランドネスト」というのは……。

井澗
 直訳すると「大地の巣」。3〜4人で楽しめるテントとタープの複合タイプで、もちろん別々に買うこともできます。こちらの特徴は設営のしやすさ。キャンプの何がいちばんしんどいかって、やはりテントの設営だと思うんです。

――間違いないですね。



井澗 今作はフレームをかなり少なくしているので設営も簡単ですし、今回はサイドの“三角形“”を作ったことで、従来より安定感も出ています。ロープの数も、他のエントリーモデルと比較して半分ぐらいの数に減っているので、かなり時間の短縮が可能となりました。





――こんなに立派なテントなのに、そんなにお手軽なんだ。

井澗 スペックも頼もしいですよ。1800mmミニマムの耐水圧がありますから、水も見事に弾きます。傘でだいたい200〜250mmといわれているので、相当のスペックですね。 

――それは頼もしい!

井澗 スペックはもちろんですが、デザインにもこだわりました。これまでのスノーピークのテントといえば、赤いラインが象徴的でしたが、今回は赤いラインを入れていません。



ーー確かに、シンプルになってる。

井澗 今回は、ベージュとグレーの中間のような色、ウチでは“フィールドアッシュ”と呼んでいますが、自然のなかへナチュラルに溶け込んでいくようなカラーになっています。

――テントの内部も見ていいですか?

井澗 ぜひぜひ。



――おお〜、すごく広々してる。

井澗 かなり広めにデザインしています。僕の身長が180cmくらいですが、大の大人でも3人が悠々と川の字で寝られます。





井澗 高さもあるので圧迫感を感じさせませんし、これまでのエントリーモデルにはなかったサイドのメッシュ窓によって、風通しも良くなりました。


オールシーズン楽しみたい人へ向けたテントの最適解

――こちらのテントは?

リビングルームと寝室で構成されるオールシーズン対応型テント。前後のパネルやサイドウォールを巻き上げることで開放感たっぷりに。グランベルクM25万3440円 https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/snowpeak/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF-M/p/140070

リビングルームと寝室で構成されるオールシーズン対応型テント。前後やサイドのパネルを巻き上げることで開放感たっぷりに。「ランドロック アイボリー」23万1000円/スノーピーク 0120-010-660


井澗 いわゆる2ルームシェルターと言われる、贅沢な作りのロッジ型シェルターです。先ほど紹介したモデルはテント+タープでしたけど、これはひとつのテント内に寝室とリビングを作れるモデルになります。

――こっちもいいな〜。

井澗 仕切りがあるので虫の侵入も防ぎやすいですし、大型のメッシュ窓が付いているので通気性も確保できます。4方向をメッシュ生地で仕切れるので、蚊帳のような心地いい雰囲気で過ごすことができます。





――本当に風通しがよさそう。

井澗 タープだとどうしても風通しが良すぎますが、こちらはメッシュの仕切りにカバーも掛けられるので、防風、防寒対策もできます。これからの季節にピッタリですね。ストーブを入れれば暖も取れます。





――スペックはいかがですか?

井澗 こちらもかなり耐水圧を高く設定しているので、安心ください。このサイズになると風の抵抗を受けやすくなるので、ポールは太めのものを採用しています。かつ、フレームが交錯する仕組みになっているので、強度も抜群です。

――設営はしやすいですか?

井澗 慣れはありますが、約30分で設営できると思います。基本的にはそんなに難しくはありませんが、二人で建てていただいた方が確実かもしれませんね。

――しかもこれ、めちゃくちゃ天井が高い。





井澗 2mを超えているので、腰を曲げずに自由に動けます。雨が降ってきたら仕切りを作ってもらえればいいですし、横から外へ出ることもできます。



ーー自由度が高い、と。

井澗 これが本当に便利で、前方からの風が強くなってきたときに前から出入りすると、思いっきり風が入ってきて内部がカオス状態になっちゃうんですよ。そういう場合、横から出入りすることで綺麗に回避できます。

――実用的だし、機転が利きますね。





井澗 テント内はめちゃくちゃ広くて、スノーピークのインフレターマットを4枚は敷けます。余裕で大人4人が寝られますね。普通に立つこともできますし、何より開放感が違いますよね。

ーーサイドのメッシュポケットはなんでしょう?



井澗 キャンプは何かとゴチャつくものですから、枕元にこういうポケットがあれば便利だろうということで取り付けています。僕はコンタクトの洗浄液をよく失くすのですが、そういう細かな必需品もここに入れておけば安心です。

――懐中電灯を入れておくと、トイレに行くときとかに便利そう。



井澗 側面のファスナーを開けるとメッシュ窓が現れるので、寝苦しい夜にはいいですね。四方を囲っていただけますから、秋冬のキャンプにもちょうどよく、フルシーズン活躍してくれます。ぜひ、店舗へ足を運んでいただき、実際に手に触れていただきたいですね。


ついに来たキャンプのハイシーズン。テントの新調をお考えなら、ぜひ一度スノーピークへお立ち寄りを。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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