キャンプへ行くならば、荷物の量は極力抑えるのが常道。とはいえ、ギアの“チョイ足し”が楽しさや快適さ、充実度を2倍、3倍にしてくれることも事実だ。
そこで、荷物を運ぶ手間を鑑みても車のトランクに追加したいアイテムを、ザ・ノース・フェイスから厳選してご紹介!
【写真28点】「ザ・ノース・フェイス キャンプ推薦!濃厚なひと時を過ごせる“チョイ足し”したいギア四天王」の詳細写真をチェック 今回訪れたのは……「ザ・ノース・フェイス・キャンプ 恵比寿ガーデンプレイス」 ザ・ノース・フェイス初となる、キャンプに特化した新業態。総面積は関東最大級。ブランドが培ってきた知見を存分に落とし込んだアイテムがズラリと並ぶ。キャンプギアの有料レンタルサービスも実施。キッズアパレルを扱うプレイアースキッズや、ゴールドウインが展開するスポーツブランドのニュートラルワークス.も展開。
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-7 ガーデンプレイスセンタープラザ 1F電話:03-6432-5380営業:10:00〜20:00https://www.goldwin.co.jp/tnf/camp/ 「チェアへのちょい足し」で快適さ増し増し
この日の案内人は…… 白井流聖さん●友人たちと山で過ごすひと時が最高に癒し。ギアへの興味も尽きず、店舗のアイテムをみながら妄想に耽る毎日を過ごす。
(前回の続き)
――テントにチェアにカトラリー……。これでひとまずはキャンプに臨めそうですね。
白井 最低限の装備は整ったと思います。ただ、現地でより充実した時間を過ごすために、さらにちょっとしたギアを追加するのもアリかもしれません。
表地にリサイクルナイロン、中綿にリサイクルポリエステルを採用した地球にやさしいクッション。表裏で素材が異なるリバーシブル仕様。「コージーキャンプクッション」5775円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)
白井 例えばこちら、先ほどご紹介したチェアと併用できるクッションです。
――おお〜。 白井 ストラップの片側を外し、椅子の後ろ側へ回してファスナーを全開に開きます。あとは、背面と座面を合わせていただければすぐにご使用になれます。裏地がフリース素材になっていて肌触り抜群。座り心地も格段にアップします。
――ほうほう。 白井 枕としてもご使用になれますし、足先が寒くなったときは両側のファスナーを閉じ、間に足を入れれば防寒対策にもなります。
――快適すぎて椅子から立ち上がるのが億劫になりそう(笑) 白井 私もキャンプ中、まさにそれを実感しています(笑)。
――フリース素材なのもいい。 白井 夏キャンプとはいえ、山は陽が落ちると肌寒さを感じたりもしますので、寝袋の中でご使用いただくのもいいですよね。生地が柔らかいので、中で足も動かせます。膝掛けとしても使えますし、とてもリラックスできますよ。
――日常的に使いたいくらい。 白井 表地のナイロンは丈夫なので、私は車へギアを積む際に、隙間にこれを詰めて緩衝材としても使っています。汎用性が高いので、ひとつあると便利ですよ。
白井 しかも、この手のアイテムは便利な反面、持ち運びに苦慮するのが一般的ですが、こちらはストラップ付きなので持ち運びもしやすくなっています。
「テントへのちょい足し」で広さ増し増し
――いいですね〜。
白井 テントへのちょい足しアイテムなら、こちらも存在感を発揮します。ペンタポールといって、テントの窓を屋根代わりに広げるためのアイテムですね。居住性がグッと広がります。
高強度のタープポール。アルマイト加工により傷が目立ちにくく、強風によるロープ抜けもしにくい。「ペンタポール280」1万7600円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)
――ちょっと組み立ててみてもらえますか? 白井 もちろんです!
――おお〜、テントが随分広くなったような。 白井 陽射しも避けられますし、遮るものがなくなるので景色も楽しめます。テントを大きく、広く張りたいという方は、このポールを使っていただければ広々とした空間を作れますよ。
白井 長さも変えられるので、ご使用になられているテントに合わせて高さを調整できるのもポイントです。
――テントを自由にアレンジしても楽しそう。 白井 一見、単なる鉄の棒ですが、かなりの優れモノだと思います。一般的なポールは筒状になっていますが、こちらは五角形にすることで、より剛性を高めています。
「雨対策へのちょい足し」で安心感増し増し
――そういえば、キャンプでは雨対策も必要ですよね。 白井 山の天気は変わりやすいですからね。そんなときにはザ・ノース・フェイスのオリジナル防水スプレーをサッと吹きかけておくと安心です。
洋服、レインウェア、バックにシューズ、テントなどなんでもござれ。エアゾール噴霧で乾きが早いのもミソ。「TNFケアウォータープルーフスプレー」1980円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)
――防水スプレーもあるんですね。他のメーカーのものとは何が違うんですか? 白井 ジャケットだけでなく、傘やテント、シューズまで、あらゆるアイテムに防水性を与えられます。環境に留意した非フッ素撥水スプレーなので、お子様の服にも安心してお使いいただけますよ。
――地球にも子供にも優しい、と。 白井 ザ・ノース・フェイスはもともと、“ロングライフ”というキーワードを大切にしています。お持ちのアイテムをより長く使っていただくことで、環境への負荷を軽減しようという考えですね。こちらは、そのマインドを端的に表した一本とも言えます。
――なるほど。 白井 防水ジャケットやテントなどは、使っていくうちに防水性が落ち、水が染みてくることもあります。このスプレーは、撥水性を回復させることで、ひとつのアイテムをより長く愛用していただきたいと思って開発しました。
――良いものはできるだけ長く使いたいですからね。 「モジュールアンブレラ」9350円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)
白井 こちらのモジュールアンブレラという折り畳み傘もそうです。傘骨が折れたり、生地が破けたりした場合に、別売りのスペアパーツに交換できるんです。
――ということは? 白井 傘は壊れたら買い替えるという人も多いと思いますが、これならアクシデントが起きても自ら修理できますし、一般的な折り畳み傘よりも大きめサイズなので、成人男性でもゆとりを持ってお使いいただけるます。
――斬新だし、自分で直して使い続けることで愛着も増しそう。 「ベースキャンプへのちょい足し」で雰囲気増し増し
白井 キャンプに慣れてきたら、ちょっとしたアクセサリーでテント周りをデコレーションするのもおすすめですよ。
――デコレーション? 内部にLEDランタンを入れることで周囲に美しい光のアートを描き出す。「コンペイトウ」1万6500円/コロニスタ(ゴールドウイン 0120-307-560)
白井 恵比寿店限定の商品で、最近はランタンもLEDライト仕様のものが増えてきましたが、併せて使っていただきたいアイテムです。LEDライトのランタンシェードを製作しているガレージブランド、コロニスタへ別注を行った、「コンペイトウ」というアイテムです。
――乙なネーミングですな。
白井 こちらの中へLEDランタンを取り付けていただくと、ザ・ノース・フェイスのロゴが浮かび上がる仕組みです。
――うわっ、本当だ! 素敵。 白井 これひとつ吊るしておくだけで、周辺がコーラルな明かりに包まれます。すごく雰囲気が高まりますよ。
――キャンプの雰囲気作りは大事ですからね〜。 白井 数に限りがありますので、ぜひお早めに!
◇
荷物は少ないに越したことがないかもしれないが、よりキャンプを充実させたいなら、新規ギアを追加するのも妙手。ザ・ノース・フェイスの「ちょい足し」アイテムを見て、改めて実感した次第。