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2023.06.30

ライフ

「うどん店を閉めて家族でハワイへ行きます」川崎の人気店オーナーが移住を決意するまで

日々、うどんの仕込みに明け暮れる伊東さん。
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「失敗から学ぶ移住術」とは……

新型コロナウイルスによる規制が緩和し、自由に移動ができるようになった昨今。海外移住を視野に入れている人も増えていることだろう。

伊東浩邦さんは、2023年6月、家族3人で異国の地・ハワイへと旅立った。しかも、住居も子供の学校も決まっていない状況でーー。

伊東浩邦●1984年生まれ、神奈川県出身。新卒で銀行へ入行後、海外移住の夢を叶えるためにうどん屋への転身を決意。2017年、神奈川県川崎市に「讃岐うどん 蓮」をオープン。2023年5月に店をクローズし、現在は家族3人でハワイへ移住。

伊東浩邦●1984年生まれ、神奈川県出身。新卒で銀行へ入行後、海外移住の夢を叶えるため転身を決意。2017年、神奈川県川崎市に「讃岐うどん 蓮」をオープン。2023年5月に店をクローズし、現在は家族3人でハワイへ移住。


伊東さん一家は、無事にハワイで暮らせるのか? 

第一回は、伊東さんが海外移住を決意するまでのストーリーをお届けする。

讃岐うどん店を閉めてハワイへ行きます

はじめまして、伊東浩邦と申します。私は2017年より川崎市宮前区犬蔵にて讃岐うどん「蓮」を夫婦で営んでいました。

午前2時半に店に入ってうどんを仕込み、11時よりお客様を妻と迎える日々。たった6年間でしたが多くのお客様にいらしていただき、最終日は朝8時半から開店を待つ行列ができていました。

最終営業日には長蛇の列が。

最終営業日には長蛇の列が。


キャリアの始まりは銀行員でした。新卒で川崎信用金庫へ入行。預金係からスタートし、営業係、融資係を経て、丸8年を過ぎたタイミングで退職しました。8年の間に、お金の貸し方、借り方、市場の回り方を習得できたと思います。

この時期から頭に「海外移住」がチラついていました。妻の妊娠もあり、家族という意識も強まった頃だったと思います。

次の仕事は「衣食住に関するもの」「日本にとらわれない仕事」の2つを軸に考えました。妻が薬剤師だったので、家族経営の調剤薬局も検討しましたが、国が変われば薬のルールが大幅に変わるので、現実的ではないという結論に至りました。

そこから、また考え直し「飲食」にたどり着いたのです。


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