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2023.06.18

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花井祐介の個展「PebbLes AND RiPPLes」開催。作品に込めた6年分の思いとは


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大規模な海外での個展や展覧会、ユニクロとの取り組みなど、活動の幅を拡大中の花井祐介がGALLERY TARGETにて個展を開催。

オリジナルワークをはじめ、大型の立体作品やエディション作品を発表している。



昨年、5年ぶりとなる日本での個展の際にオーシャンズはインタビューをしているが、今回はどのような思いが込められているのか。ステイトメントにはこう記されている。
アーティストステイトメント

ふと目にした景色。酒を飲んだ友人の滑稽な態度。

上手く伝えられなかった言葉。
繰り返す失敗。
ラジオから流れてきた曲。
目にした文章の一節。
季節毎に変わる風の匂い。
雲の色。
水の冷たさ。
娘の小さな手。
猫の柔らかい肉球。
冷たい鼻先。

生活の中でおきる小さな出来事は心の表面を揺らすが、その大半は数分後には忘れてしまう。それは投げた小石が作る波紋のように水面を揺らして消える。ただ、波紋は消えても底には小石が沈んでいる。

沈んだ小石を拾ってもそれが果たして自分の心を揺らした小石なのか、どの波紋を作った小石なのかもう定かではない。定かではないが拾い集める。

そして次の波紋は消えずに広がり続けるかもしれないと思い、もう一度小石を水面に投げてみる。

そのようなことを繰り返している。



花井が一貫して描く日常や、いつもの風景、いつもと少しだけ違う出来事など、見る者の心に小さな灯りをともす作品群を展示予定だ。
花井祐介●神奈川県生まれ。アメリカ・フランス・オーストラリア・ブラジル・台湾・イギリスなど世界各地で作品を発表し、現在までにヴァンズ、ニクソン、ビームスなどへのアートワークの提供など、国内外問わず活躍の場を広げている。2009年に、当人の作品がブラジルのサントス・サーフ・ミュージアム(Santos Surf Museum)のパーマネントコレクション(永久収蔵品)に選ばれている。日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合させたスタイルを生み出しており、作風は1950年~1960年代のカウンターカルチャーの影響を色濃く受けている。
花井祐介「PebbLes AND RiPPLes」
開催期間:6月16日(金)〜7月8日(土)
営業時間:12:00〜19:00(日、月、祝日は休廊)
開催場所:GALLERY TARGET
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25
電話番号:03ー6427ー3038

[問い合わせ]
GALLERY TARGET
03ー6427ー3038

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