新生スマートが放つ、第2のEVクロスオーバー
「スマート#3」。2つのモーターによる4WD車。
2020年、ダイムラーと中国の吉利汽車によって電気自動車専業ブランドとして新たな一歩を踏み出したスマート。
両社による合弁会社「スマート・オートモービル」からは、昨年4月に第1弾となるコンパクトSUVの「スマート#1」が登場した。
そして第2弾となるクーペルックなSUV「スマート#3」が、先日の上海モーターショーで披露されたというわけだ。
なぜ#2じゃないのか、この後#2が出るのかはわからないが、#3は間もなく中国で販売されるという。
ブラバスバージョンは、デジタルサウンドエフェクトやアンビエントライト等によって、サーキット走行時の気分を盛り上げる機能が備わる。
#1から想像するに、#3も恐らくコンパクトなボディ。その乗り心地や走行性能をメルセデス・ベンツの専門チームが鍛え上げ、23種類もの先進的な運転支援機能機能が盛り込まれた。
さらに、ガソリン車時代のスマート同様、名門チューニングメーカーのブラバスにより、さらに仕込まれたブラバスバージョンは、停止状態からたった3.6秒で100km/hまで加速してくれる。
サイズや価格は今のところ不明だが、間もなく中国で先行販売されるという。
ディスプレイにアバターが登場する音声アシスタントの「チーター」に話しかければ、あれこれ操作できる。
日本導入は今のところなさそうだが、コンパクトでカッコいい電気自動車ならきっと日本でもウケるはず。
スマートが日本市場から撤退して久しいが、ここはスマートな復活劇を待ち望みたいところだ。