車輪+コンピューター+運転手。ボルボの電動ショーファーカー
ボルボ「EX90エクセレンス」。最大航続距離は650km。
ボルボ「EX90エクセレンス」もまた、電気で動くショーファーSUVだ。ベースは同社の最上位モデルである電気自動車SUVのEX90で、同社曰く「車輪の上に搭載された高度なコンピューター」。
ハンズフリーであれこれ操作できるGoogleアシスタントはもちろん、Googleが車のために作ったマップを使い「曲がり角の先の遠く離れた道路状況」まで把握して、将来の自動運転化時代に備えているモデルだ。
そんなハイテクモデルには、シートが3列備わるのだが、このEX90エクセレンスの後席はシートが2つのみ。
2座の間には、シャンパンでもミネラルウォーターでも好きなボトルを冷やしておける大きな冷蔵庫が、2人のためのグラスも冷やしておいてくれる。
用意されているシート地のひとつ「ノルディコ」はペットボトル等のリサイクル素材やウェーデンやフィンランドの森林から採取したバイオアトリビュート素材を使ったエコなテキスタイル。
また手をセンターコンソールに置くと、その先にはキレイなガラス製のパーツがある。
これはスウェーデンを代表する高級ガラスメーカーのオレフォス製で、単なるオブジェじゃなく、車内のフレグランスをコントロールするスイッチ。3種類のフレグランスから、好みの香りを楽しむことができる。
中央がオレフォス製のスイッチ。その両脇にはシートヒーターとマッサージのタッチコントローラーが備わる。
音楽が聴きたくなったら、高級オーディオメーカーのBowers & Wilkinsによる3Dサラウンドサウンドシステムを立ち上げればいい。
ベースのEX90にも備わるこのシステムはEX90エクセレンスの後席のみ、ヘッドレスト一体型のスピーカーが装備されるので、没入感がより楽しめる。
EX90は日本にも導入されそうだが、4人乗りのEX90エクセレンスの導入は未定。超高級というイメージがないボルボってところが、「あんまり目立ちたくないなぁ」なんていうVIPにオススメ!?