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色とりどりのチップで表現される「従業員」「設備・戦略投資」

具体的には、まずは従業員を雇い、設備投資を行って、会社の基盤を整えます。次に、材料を購入して、工場で加工し、製品にして販売します。販売の際は、入札競争を行い、競合他社の中で最もリーズナブルな値段をつけた会社の製品から売れていきます。

ブランディングを行って製品の魅力をアップさせたり、大量生産大量販売を行うことで製品をお手頃価格で販売するなど、「社長」の手腕次第で様々な戦略を取ることができます。時々、火災や盗難などの事件・事故も起きますので、そのような場合にはリスク対応も行います。

写真提供:アンズフォト

写真提供:アンズフォト


ゲーム内では、従業員や設備・戦略投資は、色とりどりのチップで表現されます。実際にこのチップを動かしながらゲームを行う点で、ボードゲームならではの楽しさを感じられると共に、ライバルの動向を伺うこともできる点もポイントです。

ゲームには時間制限があり、決められた時間(40分程度)で1期(1ゲーム)が終了します。期が終了したら決算を行い、決算書(財務三表)を作成します。自ら経営した会社の決算書は、まさに「社長」としての自分の成績表です。

自分の意思決定と行動が数字となり、整理され、比較・分析可能な状態で提示されるのは、なかなか刺激的な体験です。久しぶりにテストを受けたような気持ちになるという方も多いです。

ただし、テストとは言っても、受験のような「合否が出るようなテスト」とは異なります。理解度や傾向を知るための「定期テスト」に近いものです。ビジネスパーソンとしての自分の強み・弱みを把握し、今後バランスの良い自律的な人材に成長していただくのがこのゲームの目的です。戦略MGの業績が悪いことは全く恥ずかしいことではありませんから、気軽に参加してください、とお願いしています。

ゲームのルール説明をする筆者(左)

ゲームのルール説明をする筆者(左)



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