数字は「事実をわかりやすく表すもの」
社会人になると、いつの間にか自分の得意分野の仕事を任されることが増えます。結果として、高い視点から自分の得意・不得意や、全体の中での役割を考える機会が減っていきます。戦略MGでは、プレイヤーは「1人社長」として経営にまつわる全てのことを自分でやらなければならないので、普段は組織の中で自分以外の誰かがやってくれている重要な役割に気づくチャンスにもなります。戦略MGの業績が振るわなくても、視点が変化することで、仕事に良い影響が出る場合も多いです。
「今までは、『自分がもらう時給分働けば良い』と思っていたけれど、経営目線で考えるとそれでは全く足りないと気付いた。考えを改めて仕事に向き合うようになったら昇進した」という方もいらっしゃいました。
戦略MGの参加者は、会社勤務・経営者・フリーランス・士業など様々です。職種も経営から営業、管理、開発、人事など様々ですし、性別や年齢もバラバラです。自分とは違う立場の人が行う意思決定を間近で見ることも、大きな学びになります。まさにアクティブラーニングということが出来るでしょう。
写真提供:アンズフォト
ゲームに慣れたら、事業計画立案や予算実績差異分析を行うことも出来ます。基本的には、ヒントや手順が記載されたフォーマットに従いプレイヤーが自主的に、かつ自力で行っていただきますが、必要に応じて講師からのアドバイスも行います。きちんと数字に基づいた計画を立てれば、誰でも安定して経営が出来るようになります。
「私は数字に弱いのです」とおっしゃる方は、本当に多いです。数字に追われた経験から、「数字」という言葉を聞くだけで拒否反応が出る方もいらっしゃいます。しかし、数字は事実をわかりやすく表すものでしかなく、数字そのものを恐れる必要は全くありません。数字は、とても便利な道具ですから、ぜひ戦略MGを通じて使いこなせるようになってもらいたいです。
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