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究極の“上”を行くトレイルハンター

という具合に、まだまだ新型タコマの魅力は尽きないし、これでも存分にアウトドアが楽しめるようになっているのだが、新グレード「トレイルハンター」はさらに上を行く。

何しろ、「究極のアドベンチャーマシン」である新型タコマをベースに、世界販売台数ナンバー1のトヨタと、日本でも人気の高いオーストラリアのアウトドアギアメーカー・ARBが共同で開発した、異色コラボ作品なのだ。

そう聞くだけで「そりゃ冒険野郎たちが放っておかないだろう」と想像できるはず。



まず、ベースの新型タコマもカッコいいけれど、トレイルハンターはフロント2インチ+リア1.5インチリフトアップさせ、33インチタイヤを履きこなす。助手席側にはハイマウントエアインテークが備わり、フロントグリルのトヨタマークはブロンズカラー。

荷台にはARB製のベッドラックが備わるので、ルーフトップテントやキャノピー、キャンプシャワーなどカスタマイズの幅が広がる。

一方インパネには、ARB製冷蔵庫などへ電力を供給するために3つの補助トグルスイッチが装備される。



さらに購入後あれこれとイジりたい人のために、オフロード用リカバリーギア、ストレージギア用ラックアタッチメントブラケット、アウトドア用スポーツ用品キャリアなど、100以上のアクセサリーが用意されている。

他にも新型タコマには、砂漠を突っ走るにはもってこいなグレード「TRDプロ」や、2人乗りでシートの後ろに大きな収納を備えるエクストラキャブ仕様など、幅広い冒険の種類に合ったモデルがラインナップ。

どんな道だろうが、とにかく速く走るためのグレード「TRDプロ」。

どんな道だろうが、とにかく速く走るためのグレード「TRDプロ」。


サスペンションのようにショックアブソーバーを備えた、TRDプロ専用シート。上下左右の動きを吸収してドライバーの姿勢を安定させる。

サスペンションのようにショックアブソーバーを備えた、TRDプロ専用シート。上下左右の動きを吸収してドライバーの姿勢を安定させる。


これだけ魅力的な新型タコマなら、きっと日本の多くの冒険野郎のハートも撃ち抜くに違いない。ピックアップ界の超大型新人、日本への凱旋を待ちわびよう。

籠島康弘=文

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