ほかにも、シアトルの北東にはカスケード山脈のふもとに湖やローカルタウンが点在する「ノースカスケード国立公園」や、カナダ国境に近い山岳地帯「マウントベーカー(ベーカー山)スノコルミー国有林」などがあるので、山好きの方はぜひ日替わりトレッキングを楽しんでください!
レンタカーのほか、現地の日系旅行会社による車両チャーター(ドライバー付き。オプションで日本語ガイド同乗も可能)も利用できます(料金は日程や内容による。見積もりの相談可)。
州道410号から見たマウントレーニア。 晴れた日はシアトル中心地からもよく見えます(写真:筆者提供)
ウォーターアクティビティーで満喫
北米アウトドアの首都での楽しみはもちろん、山歩きだけではありません。市内各所にある湖では、さまざまなウォーターアクティビティーが盛んです。
シアトルで“ビーチ”といえば、“湖”のこと! 湖は海と違ってほとんど波が立たないので、地元の人たちはカヤック、カヌー、ボードの上に立ってパドルを漕ぐスタンドアップパドルボード(SUP)などに夢中です。レンタルも1時間3000~4000円前後で可能。都市の中心部から車でわずか10分なのに、ビーチリゾートライフを楽しめます。
北緯47度と、日本の北海道稚内市よりもさらに北に位置するシアトル。サマータイムを実施しているため、夏は夜9時過ぎまで空が明るく、夕方からでもたっぷりウォーターアクティビティーが楽しめます。暑い7~8月でも日中の平均気温が25度前後で、湿度も高くないため過ごしやすく、猛暑の日本を飛び出して避暑に訪れるにも最適です。
シアトル市内は車がなくても、後述する公共交通機関のほか、自転車や電動キックボードがレンタルまたはシェアできるので、移動も楽々です。アクセスが便利な湖は、レイクユニオン、グリーンレイク、レイクワシントンです。
レイクユニオンは、あのアマゾン本社の目の前に位置する湖。シアトル中心地からは路面電車(ストリートカー)に乗って、サウスレイクユニオン線で降ります。その湖の橋を渡って少し北へ行くと、グリーンレイクがあります。
グリーンレイクは周辺に住むファミリーやカップルが集う場所。シアトル中心地からもバスで簡単に行けます。観光客はめったに来ないので、シアトル市民との交流がより楽しめるかもしれません。
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