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2023.05.08

あそぶ

岩場のホテル?砂漠にリゾート!? 旅賢者4人によるまだ見ぬ“秘境”リゾート談義


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世界中を飛び回る旅賢者たちによるリゾート座談会。

前編では森や湖に囲まれた「人間本来の感覚を取り戻す旅」が話題に上がったが、ここではさらなる秘境に突入!

砂漠のど真ん中に位置するリゾートに、岩山に溶け込むホテル…ってどういうこと!?

対談したのはこの4人
クリエイティブディレクター
小橋賢児さん
俳優として多くの人気ドラマに出演。その後、『ULTRA JAPAN』や『STAR ISLAND』など国内外のイベントを成功させ、ドローンスペクタルショー『CONTACT』では経済産業大臣賞を受賞する。現在は2025年大阪・関西万博の催事企画プロデューサーに就任。 kenji_kohashi
アーティスト
三浦大地さん
ファッションやグラフィック、空間などのデザイン、ブランドや広告、CMなどのディレクション、イラストレーション、近年ではアートクリエーションを開始するなど幅広く活動。また、環境問題への取り組みや地域活性化など社会活動にも力を入れている。daichi_1127
株式会社アルカディア 代表取締役
才津かぐみさん
会員制、富裕層向けコンシェルジュ会社「アルカディア」の代表。旅先ではほぼすべてのアクティビティを網羅し、年間200泊する旅オタクであり、今までの旅費総額は7億円を超える。今年はさらに秘境を極める旅を企画中。テーマは「人生に冒険を」。kagumi.trip
トラベルエディター
伊澤慶一さん
『地球の歩き方』編集部にて世界中のガイドブックを手掛け、2017年に独立。現在は雑誌の海外旅行やホテル特集制作、また「旅育」や「ソーシャルグッド」をテーマにした旅の連載記事を執筆する。著書に『最高のハワイの過ごし方』(地球の歩き方 刊)。izawakeiichi
この記事は、オーシャンズ6月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で

日本にはない。だから、秘境や砂漠まで飛んでいく 

[コモ・ウマ・プナカ]コモグループが手掛ける5つ星ホテル。眼下には棚田やモチュ川が広がり、ブータンの自然を堪能できる。記念日などにはブータン式の祝福儀式を体験できるエクスカーションも。comohotels.com/ bhutan/como-uma- punakha ©COMO Uma Punakha

[コモ・ウマ・プナカ]コモグループが手掛ける5つ星ホテル。眼下には棚田やモチュ川が広がり、ブータンの自然を堪能できる。記念日などにはブータン式の祝福儀式を体験できるエクスカーションも。comohotels.com/ bhutan/como-uma- punakha ©COMO Uma Punakha


伊澤 そこでしか体験できないユニークなエクスカーションのあるリゾートって、やっぱりいいですねぇ。ブータンの「コモ・ウマ・プナカ」はプナカ渓谷を一望する眺めはもちろん、この近くにあるブータン最高建築といわれる「プナカゾン」見学や、ブータン伝統の石焼風呂「ドツォ」の体験も楽しかった。

ブータンはタイから飛行機で5時間くらいなんだけど、ビザが必要だったり、原則旅行会社経由じゃないと旅できなくて。ただ、その煩わしさを乗り越えていくから、気持ち良さも倍増する。

三浦 ブータンは僕も好きだった! 海も湖も好きだけど、日本は海に囲まれているから、ないものを求めてしまう。一般的には「それってリゾート?」って思うような、砂漠や岩山が好きなんだよね。

一同 いや、確かに砂漠はリゾート!!

[アマンギリ]周囲の砂漠や岩山に溶け込むように立つアマンギリ。グランピング施設「キャンプサリカ」やスリル満点の「ケーブ・ピーク・ステアウェイ」など、アマンならではの体験がかなう。aman.com/ja-jp/ resorts/amangiri ©Aman

[アマンギリ]周囲の砂漠や岩山に溶け込むように立つアマンギリ。グランピング施設「キャンプサリカ」やスリル満点の「ケーブ・ピーク・ステアウェイ」など、アマンならではの体験がかなう。aman.com/ja-jp/ resorts/amangiri ©Aman


小橋 僕が行ってみたいのはアメリカの「アマンギリ」。昔、映画の撮影でアメリカ横断したことがあって、そのときからずっと気になっている。

才津 「アマンギリ」をNo.1ホテルに挙げる人、多いです!

三浦 僕も「アマンギリ」に憧れて行った。西部開拓時代を思わせるロケーションで、あの岩山が迫り出したプールは唯一無二だと思う。ただ、向かう途中ずっとこんな景色だから、実は「アマンギリ」に着く頃に憧れだったあの光景はもう見慣れちゃってて……。向かうときは目隠ししてヘリコプターで行くのがいいと思う。

一同 爆笑。

[カスル・アル・ サラブ・デザート・ リゾート・バイ・ アナンタラ]アブダビから約2時間半。広大な敷地には200を超える客室と5つのレストラン・ラウンジが存在し、まるでひとつの町のよう。夕暮れのキャメルトレッキングは格別の体験。anantara.com/ja/ qasr-al-sarab- abu-dhabi ©Qasr Al Sarab Desert Resort By Anantara

[カスル・アル・ サラブ・デザート・ リゾート・バイ・ アナンタラ]アブダビから約2時間半。広大な敷地には200を超える客室と5つのレストラン・ラウンジが存在し、まるでひとつの町のよう。夕暮れのキャメルトレッキングは格別の体験。anantara.com/ja/ qasr-al-sarab- abu-dhabi ©Qasr Al Sarab Desert Resort By Anantara


三浦 あとはアラブ首長国連邦の「カスル・アル・サラブ・デザート・リゾート・バイ・アナンタラ」。本当にこの先にリゾートなんてあるのってくらい砂漠のど真ん中のロケーション。リゾート自体がひとつのオアシスみたいで、まさにアラビアンナイトの世界だった。もう行ったのはかれこれ15年くらい前なのに、いまだに脳裏に焼きついている。


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