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特別な洗車グッズは必要ない



こちらが小林さんが洗車の際に使っているアイテム。バケツ、スポンジ、ブラシ、カーシャンプー、スプレー式のコーティング剤、セームタオル、マイクロファイバークロス(2種類)というラインナップだ。

「ここに本来はホイールを洗うための鉄粉クリーナーが入るんですが、ちょうど切らしているので、今日はシャンプーで代用します。どれも普通のカー用品店で手に入るもので、特別なものは使っていません。

車内の掃除には、自宅でも使っているハンディクリーナーを兼用しています。ちなみに、シートクリーナーは滅多に使いません。溶剤の跡が残って、結局マイクロファイバーで拭き上げなきゃいなくなるので」。

洗車するタイミングは、週末の出掛けついでが基本。外装だけなら時間はものの15分程度だと言う。それでは、小林さんの洗車ルーティンをとくと拝見!

洗う前にホコリや黄砂をしっかりすすぐ

洗車スペースに車を入れたら、まずはホイールの洗浄からスタート。

「ボディのすすぎをしっかり行いたいので、ホースから水を出す前にホイールを洗います」。



水道でバケツに水を入れ、そこへカーシャンプーをキャップ3〜4杯。「少量でも泡立ちが良い」と、定番のシュアラスター社製シャンプーを愛用している。



泡立てたバケツにブラシをつけ、前後4カ所を手際よく洗っていく。

「ファッション同様、やっぱり足回りはキレイにしておきたいですよね」。

ホイールを洗い終えたら、車全体を水でしっかりすすぐ。前述のとおり、すすぎを入念に行ってホコリや黄砂をしっかり落とすことを大事にしている小林さんは、標準コースよりも少し長めに水が出る「延長コース」を選択。

「昔、『すすぎが大切』って誰かに教えてもらったんですよね。それを忠実に守っているだけです。水圧も調整して強めにしています」。



ホースから水が出たら、ボディのトップからすすぎを開始。車高が高くて上に届かない人は、折りたたみ式の踏み台を利用すると便利だ。

ホイールの洗剤もこのタイミングで落とし、ボディの下部や溝など、細かい部分までしっかり水をかけていく。

ホースから出る水が洗剤に切り替わり、再び水に変わったところで一時停止。

「残り時間を、最後のすすぎに使います。再び水が出始めるカウントダウンの前に、サクッとシャンプーを終わらせてしまいましょう」。

ここまで、わずか8分足らず。ここからシャンプー、すすぎ、拭き上げ、車内清掃へと一気に続く。その詳細は後編で。

沼尾翔平=写真 外山壮一=文

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