大事な愛車は自分の手でキレイにしたいもの。そうは言っても時間はかかるし、重労働だしで、重い腰がなかなか上がらない……。ここはひとつ、この連休を機に一丁やってみませんか？
今回話を聞いたのは、ファッション業界屈指の車好きで知られるビームスの小林景太さん。なんでもほぼ週1、1回20分の時短洗車で、愛車をいつもキレイにキープしている“洗車好き”らしい。
今回は実際に洗車をしてもらいながら、そのポイントや注意点を教えてもらった。
【写真8点】「ビームス・小林景太さんの洗車術」の詳細写真をチェック 
小林景太（こばやし・けいた）●1989年、福井県生まれ。20歳でシアトルに留学し、大学卒業後はワーホリでカナダ・トロントに住むなど在米経験が豊富。2019年よりビームスのメンズバイヤーに就任。2児の父でもあり、週末は家族と公園レジャーを楽しむ。「アウトドア好きに見られるんですが、そんなことないんです」。
「愛車がキレイな方が気持ち良い」
ビームスでメンズバイヤーを務める小林さんの愛車は、1995年式のメルセデス・ベンツ「W124」。アメリカ好き、ヤンキース好き、そしてネイビー好きという彼のキャラクターにピッタリな一台だ。
父親が15年乗ったものを譲り受けてから、かれこれ5年。トータル20年選手の年季ものだが、内外装ともにコンディションは良好だ。とはいえ、今は黄砂飛来のピーク。
「（今回の取材のために洗わず）10日くらい前に洗車したんですが、このとおり黄砂ですぐに汚れてしまうんですよね。自宅の車庫には屋根がないので、やっぱり頻繁に洗車しないとダメですね」。
多いときは週1回、少なくとも2週に1回と、洗車頻度が高いことに特別な理由はあるのだろうか。
「大切に乗りたいのはもちろんですが、単純にキレイな方が気持ち良いからです。基本的には週末しか乗れないので、せっかく車に乗って家族と出かけるってときに、汚れているのが嫌なんですよ。
あとは仕事柄、アメリカから来た友人やその家族を乗せて都内を案内したりすることも多いので、そういう意味でも車は常にキレイにしておきたいんです」。
また、小さな子供がいる家庭ならよくある話だが、一度出かければ車内が汚れることも避けられない。
「シートの隙間にビスケットのカスが詰まっていたり、床にグミが落ちていたり、窓の内側に手痕がついていたり……。まあ、これは仕方ないんですけど」。
ちなみに小林さん、セルフ洗車機を利用することは考えないのだろうか。
「何度か利用したことはありますよ。子供はそっちの方が喜ぶんですけどね。ただ、どうしても洗車後に傷がつかないか気になってしまうのと、以前にリアのアンテナを立てたまま洗って、折ってしまった経験があるので、それからはもっぱら、近所のコイン洗車場を利用しています」。
取材当日は快晴で、しかも季節外れの夏日。絶好の洗車日和だ。
「そろそろ、始めましょうか」。
2/2
