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日本古来の生地と染色に込められた意味を知る



古布
「趣味として手に入れた古布で、藍染めを施した刺し子などの生地がパッチワークで縫い付けられています。

刺し子は江戸の火消し屋でよく使われ、分厚いため水を含んでも乾きにくい。ゆえに消臭も兼ねて藍染めされているんです。そんな日本古来の知恵もここから学んでいます。

畳一畳分ほどの大きさはラグとしても好都合ですね」。

実験をライフスタイルとする久﨑さんを象徴



スワッチとなった生地と石
「藍染め服の製作の際に実際に使用した生地のスワッチで、オーダー会などでも利用します。

石は、滋賀にあるライフスタイルショップ、ノタ&デザインとの共同企画でスツールを製作した際のもので、石へどれだけ藍が浸透するかを実験した過程で生まれました。

その姿は趣深く、今ではインテリアとして取り入れています」。

川西章紀、品田健人=写真 菊地 亮、今野 壘=取材・文

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