ノンネイティブ デザイナー 藤井隆行さん 46歳●ロゴではなく素材や形で個性を示す寡黙でも存在感のある服作りがお家芸。今後は、コレクションに加え、注目コラボレーションの発表も控えている。連載「藤井隆行の視点。私的傑作批評」も注目!
▶︎すべての写真を見る 藤井隆行さんが青の色調に特に意識的になったのは、自身のノンネイティブのファーストシーズンがきっかけだという。
「世の中が黒ばかりだったときに、僕らはあえて黒をネイビーに置き換えました。ほんの少しのバランスで高級感が出るし、逆に安っぽくもなるから難しい色ではあります。
でも、優しさや誠実さとか、そういうポジティブな面を感じられるネイビーが、やっぱり好きなんです」。
そんな藤井さんの私物ネイビーアイテムをチラ見せしちゃいます!
この記事は、オーシャンズ5月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で! 実用面はもとより抜け感にも効果アリ
「アークテリクス」のベスト「インナー使いが多いベスト。僕にとってアウトドアブランドは、着こなしのバランスを整えてくれる存在。いい意味でお洒落してる感が出なくなります。
これはハイテクすぎないデザインが好きで、ランニング時にも着ています」。
映画監督、小津安二郎の独創性に思いを馳せて
「オズイズム」のジャケット、パンツ「アンダーカバーとのコラボシリーズです。作務衣がいいよね、というデザイナー高橋盾さんとの会話から始まり、それをフリース素材『ポーラテック』で作りました。
パンツはグラミチとのトリプルネームで、暖かくて軽い」。
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