大型連休に心躍る今日この頃。未開拓の街を散策するもよし、アウトドアフィールドに身を投じるもよし。どこへ出掛けるにせよ、アークテリクスのアイテムがあれば心強いことこの上なし。
限られた店舗でしか展開のないヴェイランスもラインナップするアークテリクス 原宿バードネストへ足を運び、それを実感した次第。
▶動画も観てね! 今回訪れたのは……「アークテリクス 原宿バードネスト」 昨年、リニューアルを果たしたアークテリクス 原宿ブランドストア。それに伴い、隣に併設されたのが同店である。前者がアウトドアフィールドを主戦場とするならば、こちらは都市生活をフォローするアイテムが盛りだくさん。
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-23 原宿山田ビル1F電話:03-6451-1577営業:11:00~19:00https://arcteryx.jp/Instagram@arcteryx.harajuku.birdsnest 都市型バックパックの定番がアップデート
【この日の案内人】
佐藤亮祐さん●アークテリクスの豊富な知識は頼もしく、丁寧な対応も好感がもてる同店きっての癒し系。自らも、アークテリクスのアイテムを日常に取り入れているため、その経験からくる話は説得力十分。
【写真30点】「爆売れ中のアークテリクス。新型リュックや……」の写真をチェック
ーーこんにちは〜。 佐藤 いらっしゃいませ!
ーーまずは新作バッグを見たいのですが……。 佐藤 こちらはいかがでしょう。今季、新たに生まれ変わったバックパックのグランヴィル 25 バックパックになります。
グランヴィル 25 バックパック3万3000円/アークテリクス https://arcteryx.jp/
ーーグランヴィルは昨年もありましたよね? 佐藤 こちらはそのアップデート版で、昨年までは20Lのコンパクトサイズで作られていたのですが、今年は容量をアップしつつリデザインしました。
ーーなるほど。 佐藤 耐水性に優れるリサイクルナイロンを使用し、質感がマットになっているので、よりモダンな印象となっています。以前はフラップを開けると入り口がジッパー仕様になっていたのですが、今回はドローコードに変更となっています。
ーー見た目もすっきり。 佐藤 縫い目がないという美しさもありますし、アウトポケットも外すことでよりスッキリさせました。
ーーでも、収納が少し心配かも。 佐藤 ご心配ありません。バッグの中をご覧ください。
ーーおおっ、いろんなポケットがある。 佐藤 一般的なリュックだと、ドリンクホルダーなどは外についている場合が多いですが、こちらはあえて内部へ移すことで見た目のスマートさをより強調させました。耐水性にも磨きがかかっています。
ーーさすがアークテリクス! 佐藤 PCスリーブは15インチのノートパソコンも収納できますし、メッシュ状のファスナーポケットも完備しているので、ガジェットやコード類もまとめられます。
ーー旅行でも仕事でも使いやすそう。 佐藤 背面のデザインもポイントで、もともとフラットなデザインだったものをメッシュ素材の背面パネルに変更しました。
佐藤 生地はもともとトレッキング用のバックパックや、トレイルランニング用のザックに用いているものです。グランヴィル自体がサイクリスト向けのデザインなので、発汗するような場面でも快適にお使いいただけます。
ーーほかにどんなカラーがあるんですか? 佐藤 今季はベージュ系の「キャンバス」と淡めのブルー系の「セリーン」をご用意しています。
頼もしさがハンパじゃない全天候型アウター
ーー服も気になるアイテムがたくさん並んでますね。 佐藤 特にヴェイランスは都市生活に寄り添ったアイテムが豊富なのでおすすめです。例えばこちら。
スピア LT ジャケット4万4000円/アークテリクス ヴェイランス https://arcteryx.jp/
ーー見るからに軽そう。 佐藤 スピア LT ジャケットといいます。生地はアークテリクスが強みとしているテラテックスストレッチナイロン。
ナイロンにストレッチするポリウレタン糸を織り交ぜていて、丈夫なうえに伸縮性があり、とても着やすいんです。
生地自体は、アウトドアフィールド用のトレッキングパンツやクライミング用のジャケットなどでも採用していますね。
ーーそれは心強い。 佐藤 表面には撥水加工も施しているので、多少の雨も苦になりません。また、着ていただくとすぐ実感できますが、すごく軽いんです。
シャリ感のあるドライな質感なので、汗をかいたときにも肌にへばりつくことはありません。そういう意味でもすごく快適に着ていただけると思います。
佐藤 ちなみに、着ていただくとこんな感じですね。僕の身長が168cm、体重が60kg、今着ているのがXSになります。
ーーこれでXSなんですか!? 佐藤 従来のヴェイランスのサイズ感と異なり、現代的なサイズに則って製作されたスピアというシリーズなのでリラックス感のあるサイジングなんです。小さめを選んでも問題ないと思いますよ。
ーー僕は172cmなのですが、どのサイズがいいかな。 佐藤 Sか、体型によってはXSでも問題ありません。
蒸れない、濡れない、かさばらない!
ーー佐藤さんが着ているロンTもいいですね。 ファーマット ロングスリーブ シャツ4万9500円/アークテリクス ヴェイランス https://arcteryx.jp/
佐藤 ありがとうございます。前面部の素材がアークテリクスのパフォーマンスモデルなどにも採用される防風素材のウィンドシェル生地を用いています。
非常に軽量で耐摩耗性にも優れ、コンパクトに持ち運びができ、撥水性も申し分なし。さらに、背面は通気性に優れた異なるストレッチナイロンを取り入れているんです。
ーーフロントとバックで生地が違うんだ。 佐藤 でも、違和感はないと思いますよ。前は防風性があり、汗をかいた際には脇下から背面にかけて湿気を排出する。だから、いつでも快適でいられるんです。
ーーポケットも独特ですね。 佐藤 カットソーにカンガルーポケットは珍しいかもしれませんね。右ポケットの内部には隠しポケットも付いているんです。
ーー携帯電話や鍵などを入れておくのによさそうですね。 佐藤 さらに、アークテリクスの伝説的アイテム、スコーミッシュの良さを踏襲させました。ですので、その隠しポケットへウェア自体を収納できます。
ーーパッカブル機能も? これは旅行にも便利! “あの大人気パンツ”が待望の復活!
ーーちなみに、佐藤さんがはいているパンツも気になってたんですよ。 ボロノイ パンツ4万4000円/アークテリクス ヴェイランス https://arcteryx.jp/
佐藤 ボロノイ パンツというのですが、この名前を聞いて、ヴェイランスファンなら「おっ」と思うかもしれません。ちなみに、今僕がはいているのが31-R、つまりMサイズになります。
ーー有名なパンツでしたっけ? 佐藤 実は、ヴェイランスの初期に展開していた大人気アイテムなんです。ここ最近は作っていなかったのですが、今季、復活しました。
ーー待望の復活だ。 佐藤 もちろん、しっかりアップデートもしています。昔はコットンを使ったチノクロスのような素材でしたが、今回はパフォーマンスアイテムで使われてきた生地を採用しました。
佐藤 耐久性があり、軽量で撥水性も十分。そのうえ、汗をかいても蒸れ知らずという、実に優秀な素材です。
伸縮性もありますし、立体裁断で仕上げていますから、都会的でありながら足捌きがよく、ストレスフリーではいていただけます。
ーーシルエットはゆとりがありそうだけど、まったく野暮ったくない。 佐藤 従来のヴェイランスのボトムスは、テーパードの効いたナローシルエットが主流。ただこちらは、余裕を持たせつつ微妙にテーパードさせたシルエットになっていますね。
アークテリクスが誇るハイスペ・キャップ
ーー汗対策はこれで完璧。あとは陽射し対策ですかね〜。 佐藤 それならヴェイランスのステルスキャップはいいかもしれませんね。
ステルス キャップ1万8700円/アークテリクス ヴェイランス https://arcteryx.jp/
ーーすごくシンプルですね。 佐藤 ゴアテックス プロ モスト ラギッドを使っています。数あるゴアテックスの中で、もっとも耐久性に優れ、防水透湿にも長けた素材ですね。着用するとこんな感じです。
ーーいい! 佐藤 ミニマルなデザインはヴェイランスの真骨頂で、あえて始祖鳥ロゴも削ぎ落としているので、かなり汎用性は高いと思います。
佐藤 芯材のない柔らかなツバもポイントで、これによって軽量化も実現させています。丸めて持ち運ぶこともできるので、非常に便利ですね。色はブラックのみの2サイズ展開になります。
ーーフリーサイズが一般的なキャップには珍しいですね。 佐藤 S-MとL-XLの2サイズ展開で、今着用しているのがL-XLサイズ。女性ならS-Mサイズでいいと思います。
動画はコチラ!
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シチュエーションを選ばないアークテリクスの今季新作。一度、経験すれば、この汎用性と機能性に骨抜きにされちゃうかも?