【写真15点】「“プレミアム”なGショック、春に狙い目の最新作3選」の詳細写真をチェック
丈夫さ、ギア感、多彩な機能、カルチャー感……Gショックの魅力を挙げればキリがないが、その手軽に手に取れる価格帯も大きな魅力のひとつだろう。
ただ、我々もいい大人となった今、もう一歩先に踏み出してもいいと思うのだ。値は張るけれど胸も張れる、高級Gショックの世界へようこそ。
▶動画も観てね! 今回訪れたのは……「G-SHOCK STORE GINZA」 定番モデルから話題作、高級ラインまで、銀座らしい大人がアガるモデルも多数揃える。電池交換や簡単な修理も請け負うメンテナンスブースも完備。
住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座5F電話:03-6264-5780営業:11:00〜20:00www.casio.com/jp/Instagram@gshock_jp あのフルメタルの興奮を新定番でも
笹生光彦さん(Gショックストア 銀座 店長)●銀座店を取り仕切る、Gショックマスターであり頼れる兄貴分。一大ムーブメントを巻き起こした’90年代から今の空気感まで熟知し、それぞれのライフスタイルに応じて最適なモデルを提案してくれる。
ーーこの「Gショックストア 銀座」、Gショックの懐の深さがひと目でわかる圧倒的な品ぞろえですね。 笹生 タフネスで機能的、値段もお手頃というのがGショックの魅力ではあります。しかし実は、デザインや素材にとことんこだわり抜いた高級ラインも人気なんです。
ーーGショックの高級ライン、気になります。 笹生 まずはこちら。今年3月に発売したばかりのモデルで、GA-2100シリーズのフルメタルバージョンのゴールドカラーモデルです。
「GM-B2100GD-9AJF」8万300円/カシオ(カシオお客様相談室 0120-088925)
ーーラグジュアリ〜。昨年も同シリーズのフルメタルバージョンは出てましたよね? 笹生 ゴールドは新色になります。2018年に35周年を記念し、Gショックの初代をベースとしたフルメタルモデルを発売し、大変な反響をいただきましたが、その系譜を引き継ぐモデルですね。
ーー確かにあのときはシルバーだけでなく、ゴールドも人気でした。 笹生 ケースがメタル、バンドが樹脂のGM-2100シリーズではケースがゴールドのモデルがすでに出ていますが、フルメタルモデルの「GM-B2100」シリーズでゴールドカラーは初なんです。
ーーなるほど! 笹生 見た目の高級感はもちろん、Bluetooth通信機能で専用アプリと連動すれば、世界中どこでも正確な時刻情報を取得できます。ソーラー駆動で半永久的に使用できますし、高輝度ダブルLEDライト搭載でしっかり視認性も確保されています。
ーー5000系をベースとしたフルメタルモデルも良かったですが、こちらもいい感じですね。 笹生 あちらはデジタルバージョンだったので、アナデジ(アナログ&デジタル)のこちらはベゼルに施されたヘアライン仕上げも相まって、より上級な雰囲気を演出しています。シーンや気分に合わせてデジタルとアナデジを使い分けていただければうれしいですね。
高級感とロマンをこの一本にこめて
ーーこちらもゴールドですが、ベゼルが独特ですね。
「MTG-B3000CX-9AJR」16万5000円/カシオ(カシオお客様相談室 0120-088925)
笹生 こちらはMT-Gシリーズになりますね。1996年にフルメタルモデルのMR-Gが登場し、これまでウレタン樹脂が一般的だったGショックにメタルという選択肢もあることを強く印象付けました。
その後に登場したのが“Metal Twisted G-SHOCK”の頭文字から名付けられたこちらのシリーズ。メタルと樹脂の融合がテーマで、ブランドの可能性を大いに広げました。テーマは「月のウサギ」ですね。
ーー月のウサギ? 笹生 ベゼル部分をよく見ていただくと分かりますが、表面に凹凸が見られます。こちらは、月面のクレーターをイメージしているんです。
ーー深いロマンを感じます。 笹生 Gショックの生みの親である伊部菊雄も宇宙に憧れている一人で、最近は月をテーマにしたモデルをチラホラと出しているんです。一昨年にはGM-2100シリーズからもリリースしました。
ーー月はわかったのですが、ウサギ感はどこに? 笹生 このインダイアルの部分をご覧ください。赤でデザインしていますが、これはウサギの目を表しています。
ーーなるほど! 笹生 ベースがMTG-B3000なので、ワンプッシュでベルトの付け替えが可能なのもポイントですね。
ーー今年は卯年ですしね。 笹生 そうですね(笑)。最近では、日本人宇宙飛行士の候補も選ばれ、ますます宇宙への関心も高まっています。もしかしたら日本人で初めて月に足を踏み入れる人が現れるかもしれませんし。
ーーますますロマンがありますね〜。 さりげなくメカニカル。回路基盤パターンの新作
ーーこちらのブラックの時計は? 全体にデザインが入っていますが……。 「GMW-B5000TCC-1JR」21万4500円/カシオ(カシオお客様相談室 0120-088925)
笹生 サーキットボード、いわゆる回路基盤ですね。それをモチーフに、全体へレーザー刻印を施しました。
ーー斬新な着眼点ですし、メカニカルでイケてますね。 笹生 大定番の5000シリーズのひとつで、GMW-B5000をベースにしました。素材には「トランティクシー」というチタン合金を採用しています。持っていただくとわかるのですが、見た目以上に軽いんです。
ーー本当だ! 笹生 メタル時計は重い印象になりがちですが、その概念も払拭すると思います。軽くて肌に優しいのがチタンの特徴でもありますが、強度は純チタンの2倍を誇ります。
しかも、ステンレスより仕上がりが美しく、光沢感も出る。ただ、仕上げ方が非常に難しい素材でもあります。
ーーつまり、このような細かいデザインを入れるのは手間もかかる? 笹生 おっしゃるとおりです。それを実現させるべく、レーザーを2回入れています。最初と最後にレーザーをかけることで奥行きのある表情を出すことができる。
そのうえこの細かさですから、よりリアリティのあるサーキットボードを描くことができました。そのサーキットボード、実はGMW-B5000のサーキットボードをデザインソースにしています。
ーースケルトンケースで中身を見られるモデルもありますが、これはまた違ったアプローチで楽しいですね。 笹生 そうですね。しかも、総柄デザインではありますが、黒ベースだから柄もそこまで主張せず、とても着けやすいと思いますよ。
動画はコチラ!
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大人が腕に巻くのにふさわしい品格を備えており、持ち前の機能性も確実にキープ。カジュアルウォッチとはまた違った一面を見せてくれる高級ライン、新たな選択肢としてぜひ。
ちなみに、ここで紹介したモデルのなかには店頭在庫のみのアイテムもあるようなので、行動はお早めに!