「弊社の看板娘」とは…… 今回向かったのは、2020年に国際線が増枠された羽田空港。
年間旅客数は成田空港を上回り、名実ともに「日本の玄関口」となった。
▶︎すべての写真を見る 屋上デッキから各国の飛行機を眺める。
とはいえ、飛び立つわけではない。
目指すは2023年1月末に全面開業したばかりの「羽田エアポートガーデン」。空港第三ターミナルに直結しており、施設内のショッピングエリアには飲食店や土産店がずらりと並んでいる。
日本の伝統工芸品などを販売する「ジャパンプロムナード」。
さらに進むと、1905年創業の老舗文具メーカー、「コクヨ」が運営する「KOKUYODOORS」が現れた。
店内には看板娘の後ろ姿。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
本社のグローバルステーショナリー事業本部に勤務する森丘 舞さん。週に数回はこちらのショップで働く。
出身は滋賀県大津市だという。滋賀といえば琵琶湖ですよね。
「はい、県の面積の6分の1を占めています。生まれたときから目の前にあったので、とくに意識したことはなかったのですが、いま帰省して琵琶湖が目に入ると安心しますね。ホッとするというか」。
ここは岩礁だが、県北部にはビーチもあるそうだ。
子供の頃はお姉ちゃんっ子で、いつも背中を追いかけていた。
姉との2ショットも嬉しそう。
中学では姉が楽しそうに活動していた吹奏楽部に所属。担当楽器は姉がチューバ、舞さんがホルンだった。
「ホルンってトランペットとかと違って、目立つソロパートが少ないんですよ。でも、一生懸命練習する姿を見た顧問の先生が、中3最後の夏のコンクールで冒頭にホルンを吹く曲を選んでくれました」。
左から2番目が舞さん。
高校に上がると生徒会の執行部に入り、3年生のときには生徒会長に。さまざまな企画を実現させる。「みんなに楽しい学校だと思ってほしい」という一心だった。
「全校生徒へのアンケートの結果から、いつもの学園祭ではできなかった競技大会を実現したいと思ったんです。具体的には玉入れ、借り物競走、パン食い競争とかですね」。
2次元だった学校のゆるキャラも着ぐるみに。
やがて、大阪の大学に進学。そこで、「よさこい」に出合う。
「サークルを見学して、100人ぐらいで踊っているのが楽しそうだなと思って入りました。よさこい祭りの発祥は高知ですが、祭りは全国のあちこちで開催されています。
でも、チームの演舞が賞を取れるレベルに達していなかった。それが悔しくて、3年生で私が代表になってからはみんなを盛り立てて、高松の大会で念願のパレード賞を獲れました」。
演舞の様子。
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