「ジ エルダー ステイツマン」のニット
27万6000円/ジ エルダー ステイツマン(サザビーリーグ 03-5412-1937)
上質なカシミヤと手染めで無二の存在感を奏でる、LAブランドの十八番。ブルーともカーキとも言い切れない絶妙カラーは、日ごとに表情を変える海を思わせる。
「ボーディ」のニット
5万5000円/ボーディ(アルファ PR 03-5413-3546)
ホワイトカシミヤ製のニットは、質感だけでなく発色の良さにも恩恵が。古き佳き12ゲージ編みを採用し、目減りなどのオーセンティックなディテールを踏襲。
意外に知らない!? カシミヤ&アルパカ解説 © AFLO
モンゴルや中国など、冬と夏の寒暖差が激しいアジアの山岳地帯に棲むカシミヤヤギ。その表面を覆う粗毛の下に隠された、ふんわりした産毛がカシミヤの原材料になる。
繊維が細く、保温性と保湿性に優れ、うっとりするほど滑らかな肌触りが特徴。適度な光沢も美しい、いい大人のための最高級天然素材の代表だ。
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一方、主にアンデス山脈の高原地帯で育てられるアルパカ由来の繊維は、ストロー状の空洞になった中心部が暖かい空気を溜め込む。
保温性はカシミヤ以上といわれ、軽量で毛玉ができにくいのも特徴。毛脚の短い「ワカイヤ」と長い「スリ」に大別され、前者のほうが一般的。