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シェブロン&スターの記念碑的モデル

少々ややこしいが、「スタークルーザー」はレーベル名であり、「スタークルーザー」にラインナップされたモデルの名は「スターファイヤーSC J」となる。「スターファイヤーSC J」2万2000円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター  0120-819-217)

少々ややこしいが、「スタークルーザー」はレーベル名であり、「スタークルーザー」にラインナップされたモデルの名は「スターファイヤーSC J」となる。「スターファイヤーSC J」2万2000円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217)


アッパー・デザインに目を転じれば、なんといっても見逃せないのはシェブロン&スターだ。シェブロンは山型の紋章の意。左右のブレをサポートする機能として考案された。初出は1975年に発売された「オールスター トレーニングシューズ」。

シェブロン&スターはランニングシューズの意匠として生まれたが、翌’76年にはNBAのスター、ジュリアス・アービングのシグネチャーモデル「プロレザー」にも採り入れられてブランドの顔に昇格した。

’90年代に入るとスケートボードシューズ・ジャンルにも進出。2006年にはオールスターやジャックパーセルに続くカテゴリーとして独立を果たした。

「スタークルーザー」2万200円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター  0120-819-217)

「スターファイヤーSC J」2万2000円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217)


ぱっと見はわからないが、アッパーには細部にわたってメスが入れられている。つま先を走るラインは細くなり、かかと回りには鋭角な切り込みが入った。そのデザインワークはひと言でいえば、モダン。

色は青リンゴの名で親しまれたグリーンのほか、ネイビー、グレイという履き回しの利く2色がラインナップされた。

ロス五輪を引き寄せた’70年代のアイコン

「スターファイヤー」は’70年代の空前のジョギングブームを受けて誕生した。

その先駆けとして発売されたのが前述した「オールスター トレーニングシューズ」であり、群雄割拠のランニング・カテゴリーにおいて認知度を一気に高めたのが「スターファイヤー」だった。

あらたなフィールドでも確固たる地位を築いたコンバースは’84年のロサンゼルスオリンピックでオフィシャルサプライヤーに選ばれた。いってみれば、「スターファイヤー」は総合スポーツブランドへと舵を切ったコンバースのターニングポイントに輝くモデルである。

クラシカルなランニングシューズがにわかに注目を集めているが、「スタークルーザー」はその決定版といっていい。


[問い合わせ] 
コンバースインフォメーションセンター
0120-819-217

竹川 圭=取材・文

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