▶︎すべての写真を見る 「スタイリストの“お助け服”」とは…… 今回のテーマは、革靴人気とともに注目度が急上昇中の「サイドゴアブーツ」。
何にでも合わせやすく、適度に足元のドレスアップが可能。しかも脱ぎ履きが楽チンという優れものである。
実際に、現役スタイリストからも「実は手放せない」という声が多数。ということで、なかでも支持するブランドと愛用モデルを聞いてみた。
話を聞いたのはこの2名 | 菊池陽之介(きくち・ようのすけ) 1979年、神奈川県生まれ。雑誌、映像作品、広告などで活躍するオールラウンダー。キッズブランド「SMOOTHY」のクリエイティブディレクターも務める。 |
| 鹿野巧真(かの・たくま) 1984年、山形県生まれ。手掛ける俳優、ミュージシャンは数知れず。近年は、ヒップホップユニット、クリーピーナッツのメインスタイリストとしても多忙を極める。 |
①「ジェイエムウエストン」のサイドゴアブーツ #705
ブーツ18万7000円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)
| 推薦人:鹿野巧真 |
レディスの礼装用ブーツを出自に持つサイドゴアブーツ。シンプルかつドレッシーなルックスが特徴だ。
ビジネス寄りのスタイルから、デニムやイージーパンツにも合うとあって、スタイリスト人気も高い。
アッパーの両サイドに伸縮性のあるゴア(ゴム布)を装備し、脱ぎ履きがスムーズなのも撮影現場で重宝する理由のひとつだ。
そんなサイドゴアブーツの中でも、名作と謳われるのが「ジェイエムウエストン」のサイドゴアブーツ #705。
鹿野さんも長年愛用しているひとりだ。
「コーディネイトを引き締めたいときに、この一足を頼りにしています。無駄がなく究極に美しいラストは、どんなスタイルに合わせても品格が宿る。まさに名作ですね」(鹿野さん)
ブラックボックスカーフの1枚仕立てのアッパーには、クリースラインがセンターに入っていて、シャープさを際立たせる。
とはいえ、トゥには程よく丸みがあり、デニムとも違和感なく合わせられる。
ワーク系カジュアルからキレイ目の装いにまで似合う、まさに“お助けブーツ”の決定版だ。
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