ジャニーズの“推しごと”に忙しかった看板娘が、少年漫画の話題で男性のハートをつかんでいた

大学を卒業すると、金融関係のシステム会社に就職。自分が興味を持っているエンジニアという仕事に就いて社会に貢献したいという熱い思いがあったそうだ。

エンジニア時代のはるなさん。

さらに、ベンチャー企業をいくつか渡り歩き、前職は建築系のベンチャー企業。広報、新卒採用を担当した。

ここで、現在の田島社長に出会う。

内勤とはいえ、建築現場での調査なども行う。

内勤とはいえ、建築現場での調査なども行っていた。

やがて、田島さんがペイクスを創業。そこから約1年後に誘われて合流した。

左から2番目が田島さん、右端がはるなさん。

このペイクスはどんな会社なんだろうか。

「簡単に説明する言うと、お客様からご依頼をいただいて、採用支援をする会社です。特に『採用広報』に特化したサービスが、ペイクスの強みです。『採用広報』という言葉の認知度はまだまだ高くはありませんが、これから需要がどんどん増えると思っています」。

具体的には、先方に赴いて現状や採用したい人物像などを取材。それをもとに面接に至るまでの「設計図」と呼ばれる資料を作成する。採用に関するノウハウの蓄積はあるが、この資料は完全オーダーメイドで、2つとして同じものはない。

採用は社内の人事がやったほうがいい、というのは以前の話。現在は、人事部で十分な体制をつくるよりも、外部に委託するという選択をする企業が徐々に増えているそうだ。

「さらに、スカウトまではやるけど、その先はやらないという採用系の企業もありますが、ペイクスは最初の採用計画から、最終的には自社で自走できるように内部研修やノウハウの提供、社内体制づくりまでサポートします」。

「さらに、スカウトまではやるけど、その先はやらないという採用サービスの企業もありますが、うちは最初から最後まで全部やるんです。契約後は採用提案以外に、内部研修や記事の添削などもフォローしています」。

求職者にアピールする記事添削も担当する。

そんなはるなさんを推薦してくれたのは、同じ採用広報を担当している斉藤もえさん。

「ぴーとは中高が同じで、当時は私がフォローしてあげなきゃと思っていましたが、いざ一緒に働いてみると逆に引っ張ってくれてます。お客さんの懐にも、前からの知り合いかなというぐらいスッと入っていくんです。柚木さんだから言いづらいことも言える、頼みづらいことも頼めるなどと言われています」。

なるほど。ところで「ぴー」って誰ですか？

「あ、うちはビジネスネームを付けて呼び合っているんです」。

ご本人に由来を聞くと、学生時代に友達がなぜか「はるぴーや」と呼び始めて、それが縮まって「ぴー」になったそうだ。

「課題を引き出して、効果的な採用広報に繋げられる」と絶賛。

はるなさんを「クライアントの課題を引き出して、効果的な採用広報に繋げられる」と絶賛。

ふたりで取材をしている写真も見せてくれた。

取材中も笑顔を絶やさないので相手も話しやすいのだろう。

はるなさんは取材の入り方にも独自のテクニックを持っている。

「もともと漫画が好きなんですが、とくに男性のクライアントさんには世代に合わせて少年漫画の話を振ります。大いに盛り上がるので、その先の打ち合わせもスムーズに運ぶんですよ」。

また、プライベートでは旅行によく行く。これまでの行き先でいちばん感動したのは、オーストラリアのケアンズとのこと。

「海外のリゾート地はいろいろと行きましたが、ケアンズは自然が豊富で、景色も美しく、ダントツで居心地がよかったんです。動物が好きなので水族館でワニの捕食シーンを見たり、動物園でコアラを抱っこしたりできたのも嬉しかったですね」。