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ダイエットは“タスク”と考えよ

ダイエット成功後の朽木さん。「痩せたことで、血糖値や血圧などの循環器系、脂質代謝異常に関わる数値は劇的に良くなりました」。

ダイエット成功後、2020年時の朽木さん。「痩せたことで、血糖値や血圧などの循環器系、脂質代謝異常に関わる数値は劇的に良くなりました」。


――体型を維持するために気をつけていることはありますか?


4年も食生活を記録してきて、大体のカロリーはわかっているので、今は体重を維持できる食事の選択肢が広がっていると思います。

例えば、太らないためには野菜や豆腐など、ヘルシーな食材の割合を増やすことが大切なんですが、「野菜を食べろ」って言われると鬱陶しいじゃないですか。

だから例えば、冬なら鍋料理を多くして、結果的に野菜をたくさん食べられるようにする。今はおいしい鍋つゆがたくさん売っていますから、選ぶのも楽しいし、全然辛くならないわけです。
 

 
また、1日の摂取カロリーを2000kcalから1800kcalに落とすときに、減らさなきゃいけないと思うと辛いけれど、1800kcalの中で何が食べられるかなとポジティブに考えることもできる。

丼ものが食べたいときに、カツ丼は無理でも親子丼ならいけるなとか、カロリーを把握していると、意外と食べられるものがあることがわかります。会食のときなどは好きに食べて、前後で調整することもします。

食事で厳格にダイエットを続けようと思うと辛いし、そんな人生嫌じゃないですか。だから食事の内容を把握した上で緩く調整していくというのは、試行錯誤しながら続けてきたことですね。

最近はオートミールなども食事に取り入れているという。

最近はオートミールなども食事に取り入れているという。


――最後に、忙しくてダイエットが続かない人にアドバイスをいただけますか?


ダイエットはオプションではなく、タスクと考えるといいと思います。

毎週何曜日の何時はジムに行く、会食の前後は食事量を落とすなど、しっかりとスケジュールに入れ込んでおけば、習慣化してダイエットを続けやすくなるはずですよ。

朽木誠一郎=写真提供 林田順子=取材・文

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