▶︎すべての写真を見る 「街角足元パパラッチ」とは…… スナップから紐解く最新の足下事情。前回は
ニューバランスの大定番たる「900番台」にスポットを当てたが、同ブランドの支持者はほかにも多数存在する。
“じゃないほう”とするにはあまりにもメジャーな、アザーナンバーの現状をリポート!
「2002R」が圧倒的人気
ずばり結論から言うと、900番台に続いて着用者が多かったのは「2002」だ。
2010年に発表されたメイド・イン・USAのオリジナル「2002」は、残念ながら生産販売。ただし、2020年にはソールを変えて「2002R」として復活を果たした。
今回のスナップで多かったのは「2002R」のほう。ほら、あの人も、この人も。
“R ”はアメリカ生産ではなくアジアにて作られるが、アッパーのグッドデザインはオリジナルと変わらず。
さらに言えば、「エナジー(N-ERGY)」と「アブゾーブ(ABZORB)」を取り入れたソールによって、むしろ履き心地はアップしているとの声も聞かれた。
豊富なバリエーションも魅力のひとつで、まるでアッパーの一部が剥がれたかのようなデザインも存在。
ある種のダッドスニーカー的にちょっとだけイナたく見えて、ナカミはしっかり高性能。
そんなニューバランスの魅力を体現したかのような名シリーズ「2002R」に、いい大人は首ったけのようだ。
裏名作「1906」もジワジワと支持率増加中
昨年末の記事で
「裏名作」として紹介した「1906」も、着用者が多かったアイテムだ。
ブランド創業の年をモデル名に冠した記念すべきランニングシューズは、大胆なメッシュパーツでスポーティな気分を盛り上げる。
ただし、こちらも復刻版に当たる「1906R」の人気ぶりが顕著。
メッシュとシンセティックオーバーレイを重ねたアッパーデザインは、どこか近未来的で存在感たっぷりだ。
その独特なビジュアルだけでなく、今作は機能面でもアイコニックなディテールが。それが、アッパーのサイドにあしらわれた「Nロック」。
よくよく見ると、ロゴを構成するNの縦棒の部分がシューレースループと連動しており、そこに紐を通すことでさらなるフィット感の向上が見込まれるという優れものだ。
そのほか、ソールには前述の「2002R」同様に「エナジー」&「アブゾーブ」を採用。いずれにせよニューバランスの“R”には、抗い難き魅力がアールってことで……。
復刻したばかりの「580」や「1000」番台もさまざま!
さて、ニューバランスには、ほかにもいろんなモデルが散見された。たとえば、昨年10月に復刻したばかりの「MT580」。
少しぽってりしたキュートな表情が、柔らかい「ロールバー」を搭載したソールデザインとマッチング。
そういえば、
以前の記事で芸人のダイノジ大地さんが「絶対流行らせる!」と豪語していたが、早くもその成果が現れ始めたのかもしれない。
ダイノジの大地さんも愛用している「パレス スケートボード」とのコラボモデルを履いている洒落者もいた!
また、比較的値段の張る「1000番台」を愛用するニューバランスフリークも。
ゴールドの刺しゅうが施された、日本限定バージョンの「CM1600」だったり。
「キャビア&ウォッカ」と呼ばれる、文字通りロシアの名産品をイメージしたUK製のスペシャリテだったり。
定番もいいし、限定もいい。とにもかくにも多彩で、どれも欲しくなる!
スナップにおけるニューバランスの天下は、この先も当分続きそうだ。