ベーシックを突き詰めたがゆえの着こなし術
仕事柄、オン・オフで着こなしに差はないという江口さんだが、着こなし自体は年々ミニマルになっているようだ。
「若い頃はゴリゴリのアメカジでした。でも僕の場合、今も当時の着こなしを続けていると、コスプレ感が出ちゃうんですよ。だから今は、デニムをはくときはなるべくほかのアイテムは古着じゃないもの、例えばニットなどの品よく見えるものを合わせるようにしています」。
以前はよく袖を通してきたグレースウェットも、今はグレーニットに置き換わった。
「足元はやっぱりヴァンズがいちばん落ち着きますね。こればっかり履いてます。ほとんどのアイテムがそうなのですが、同じものを身に着けて、さすがにヘタってきたら買い直すのが自分流です」。
「気張ったり、気取ったりするのは苦手なので、これからもデニムはシンプルに楽しみたいですね」という江口さん。
難しく考えすぎず、ただシンプルに好きなデニムをはく。そのカジュアルな姿勢にこそ、デニムの本質が垣間見える。
