▶︎すべての写真を見る ワイキキに「ラグジュアリー」と呼ばれるホテルは数あれども、快適さにおいてリッツの右に出るものはなし。
4年ぶりにリッツに泊まったオーシャンズ取材班も、思わず「やっぱリッツ!」、そう漏らすには理由があった。
ステイは“やっぱリッツ”なワケ
8階にあるふたつのインフィニティプールは、ハワイで最も高所にあるプールとして話題に。カバナの付いたエヴァタワー側はアダルトオンリー、ダイヤモンドヘッドタワー側はスライダーが設置され子連れで楽しめる。
編集部がザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチに泊まるのは実に4年ぶり。前回は2018年、ツインタワーの2本目、ダイヤモンドヘッドタワーが開業した直後で、ハワイでも久々の新規大型プロジェクトとして大きな話題になっていた。
あれからリノベーションによる新規ホテル開業が盛んに行われているワイキキだが、実は一棟まるごと新築というのはほかに例がなく、いまだにここが最新のまま。プールやスパ、レストラン、パブリックスペースなど、隅々まで“ワイキキ最先端”の設備が揃うというのも過言ではないだろう。
実際、「コンデナスト・トラベラー」誌による「リーダーズ・チョイス・アワード 2022」内で、「ハワイ州内最優秀トップ 10ホテル」第2位に選出されるという名誉も獲得している。
こちらはワンルームタイプのデラックスオーシャンビューの部屋。ソファベッドを利用すると、最大で大人4名まで宿泊できる。眼下に広がるフォート・デルッシー公園からその先のワイキキビーチまで抜け感のある眺望もグッド!
また「レジデンス」と名乗るだけあって、キッチンや洗濯乾燥機、ワインセラーまで備えた客室は快適そのもの。全部屋オーシャンビューで、ベッドにもなる大きなソファに体を預け、ラナイ越しにサンセットを眺めれば、サーフィンやゴルフで遊び疲れた体も一瞬でリセットされることだろう。
アメニティは前回のアスプレイから、ディプティックにリニューアル。深々としたバスタブが備わるバスルームを、上品な香りで満たしてくれる。
ドイツ、ミーレ社製の本格キッチン設備(一部の部屋はキチネット)のほか、カトラリー類やキッチン雑貨も一式備え、暮らすような長期滞在が可能。ハワイの気候だと管理が難しいワインもセラーがあるので部屋飲みにも安心。
敷地内には、江戸前鮨先駆者として名高い中澤圭二の「すし匠」、本格フランス料理の「ラヴィ」、オープンエアレストラン「キオラ」など、どれも贅沢なレストランがずらり。
一方でカジュアルに使いやすいデリ&ワインバーの「ディーン& デルーカ」も入り、食の選択肢が多いのはグルメなゲストにとってもうれしい限りだろう。
車寄せからクヒオ通りまでクルマですぐにアクセスできるロケーションも、日中アクティブなOCEANS読者には好都合。一方通行で、しばしばイベントでクローズするカラカウア通り沿いよりも、車での利便性は高い。
今回は取材での滞在だったが、プライベートでもまた再訪したいと心から思えるホテル。いちばん小さくても約44㎡(ラナイ含む)の広々した部屋は、実はファミリーユースにこそ向いていると思っている。
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ2016年7月にエヴァタワー、2018年10月にダイヤモンドヘッドタワーが開業したばかりだが、2023年後半には早くもリノベーションを予定。常に進化を続けるレジデンス型ラグジュアリーホテルから、今後も目が離せない!
住所:383 Kalaimoku St. Waikiki Beach, HI 96815電話番号:+1-808-922-8111www.ritzcarlton.com/jp/hotels/hawaii/waikiki