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「工期3倍という誤算」ハワイ移住の落とし穴



漫画『NANA』ファンの聖地となったダイニングバー「ジャクソンホール」の元店長・佐藤公一さんが、ハワイへ移住したのは7年前のこと。

今年6周年を迎えた串カツ居酒屋は、今でこそローカルに愛され、芸能人御用達の人気店である。しかしその成功の裏には日本では考えられないハワイならではの失敗があった……。



ハワイの常識は、日本のそれとは何もかも違う。工期に関する認識も異なり、当初3カ月程度で工事が終わると予想していたが、実際に店が完成したのは10カ月後だった。

「工事をしている業者がみんな午後3時には帰っちゃうんですよ。のんびり仕事するんです」と佐藤さん。この調子では、空家賃の支払いだけで貯金が尽きると焦り、夫婦2人で家賃をまけてもらえるよう大家に懇願した。

「もうそうするしかなくて。そしたら『君たちはいいね、頑張ってるんだね』って応援してくれて。家賃を80%オフにしてくれました」と、大家の好意でなんとか踏ん張り、オープンまでの危機を乗り越えることができた。

ちなみに工期が長引き採算が取れず、事業が頓挫するケースは大企業でさえ良くあるケースだという。


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