コート52万6900円[予価・2023年1月発売予定]、ニット参考商品/ともにルイ・ヴィトン 0120-00-1854
▶︎すべての写真を見る 「かなりプレッシャーを感じてますよ(笑)」。
この日、最初のシューティング。フィッティングルームからカメラの前に向かう途中、「
ルイ・ヴィトン×草間彌生」コレクションモチーフのひとつである「サイケデリック フラワー」を大胆にあしらったスーツに袖を通しながら心の声が漏れる。その意図について訊くと苦笑交じりに語ってくれた。
「だってこれほどエネルギーに満ちたスーツは着たことがないですから、ちゃんと着こなせるか不安で……(笑)」。
仕上がりを確認する際に「あー良かった。カメラマンさんのおかげで格好良く撮れていて安心しました」と、ほっと胸をなでおろしたのもつかの間、旧知の間柄のスタッフから「安心するのは早いよ。まだ一発目だし(笑)」。その言葉に思わず笑みがこぼれる。
撮影後、私服に着替えてインタビューに臨む冒頭、江口は「ルイ・ヴィトンと草間彌生のエネルギッシュなコレクションに触れたことでテンションが上がりました」と改めて語るが、気持ちが高ぶる要因はもうひとつあった。
「今回、約14年ぶりのオーシャンズ出演(2007年11月号〜’09年10月号まで毎月表紙を担当)ということでうれしかったですし、とにかく興奮しました。
当時はポージングやライティングをかっちりと決め込み、その瞬間を切り取るという感じでした。動くことで表現をする芝居とは真逆だったこともあり、難しかったけどすごく刺激的だったなと」。
江口はオーシャンズ読者にとって永遠の兄貴であり憧れ。見てのとおりルックスは昔のまま、格好いい大人の男の象徴だ。
だが長年にわたってさまざまなフィールドで活躍しているぶん、心身ともに疲弊することも少なくない。
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