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2022.12.25

あそぶ

テントやタープ設営で「もう少しロープの長さがほしい!」ときに便利な「一重つぎ」「テグス結び」


「Camp Gear Note」とは……

キャンプをしていると、いろいろと想定外の事態が起きるもの。もちろん優秀なギアがあれば頼りになるが、最終的には慌てず対応できる技術や知識がものを言う。

例えば、タープやテントをロープで固定しようとしたときに、「あと1m、長さが足りない!」なんて経験はないだろうか。

そこで、覚えておくと便利なのが「ロープを繋いで長くする結び方」。太さや材質が違うロープ同士でもしっかり結べる、便利な結び方を2つ覚えておこう。
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シンプルだけど強度が高い「一重つぎ」

「固結び」より強度があり、ほどきやすい結び方。

「固結び」より強度があり、ほどきやすい結び方。


2本のロープを結ぶ方法として一般的なのは、「固結び(本結び)」と「はな結び(蝶結び)」だろう。この2つは誰でもできる便利な結び方だが、太さや材質の異なる2本を繋ぐのには不向き。

また、一方のロープに力が加わるとほどけやすく、強度はイマイチだ。

テントやタープなど強い力がかかるロープを繋ぐためには、まず「一重つぎ」と呼ばれる結び方をマスターしたい。

この結び方なら、太さや材質の異なるロープ同士でもしっかりと繋ぐことができる。

わかりやすいよう色の違う2本を使ったが、もちろん同じ素材や太さのロープを繋ぐのにも使える。

わかりやすいよう色の違う2本を使ったが、もちろん同じ素材や太さのロープを繋ぐのにも使える。


まず、左の茶色のロープを右の白いロープにかけるように2つ折りにする。

後ろから2本まとめとるイメージ。

後ろから2本まとめとるイメージ。


続いて白のロープの端を、茶のロープにぐるりと巻きつかせる。

どこを通っているか、よく確認してみよう。

どこを通っているか、よく確認してみよう。


茶のロープの折り返しと白のロープが作った穴に白の先端を通す。上から通すか、下から通すかも重要なので、写真の位置をよく確認して真似してみよう。

上手く結べていると、茶の先端は左に、白の先端は上向きに出るはず。

上手く結べていると、茶の先端は左に、白の先端は上向きに出るはず。


左右の先端と元をしっかりと引っ張って、結び目を引き締める。

1本のロープの太さや材質が違っても結び方は同じ。写真の向きの場合、太いロープを左、細いロープを右として使ったほうが結びやすい。

先端は短くとりすぎると結びづらく、ほどけやすいので要注意だ。
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釣りの定番「テグス結び」は、ロープにも使える

釣り師にはお馴染みの結び方。

釣り師にはお馴染みの結び方。


もう少しだけ手間がかかるが、より強度を求める場面では「テグス結び」を使おう。

実はテグスとは釣り糸のこと。その名の通り、釣りで多用される結び方で、リールに巻いた糸の先端に太さや素材が異なる糸を結ぶためによく使われる。

非常に強度が高く、一般的なヒモやロープを結ぶのにも便利なので覚えておきたい。

先ほど同様、左が茶、右が白のロープを使ってみる。

先ほど同様、左が茶、右が白のロープを使ってみる。


まず、2本のロープを左右逆向きに並べる。茶のロープの先端を白いロープの上から下にぐるっと巻きつける。
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「とめ結び」とは、もっとも単純な結び方であり、すべての結び方の基本でもある。

「とめ結び」とは、もっとも単純な結び方であり、すべての結び方の基本でもある。


作った輪に先端を通して引き締める。ちなみに、この単純な結び方は「とめ結び」と呼ばれている。

わかりやすいよう、茶の方も引き締めずに残した状態。

わかりやすいよう、茶の方も引き締めずに残した状態。


続いて、白のロープを同じように茶のロープに上から下に絡ませ(先ほどと逆向き)、とめ結びを作る。上手くいくと、写真のように左右対称の形になるはず。

茶のロープだけを引き締めた状態。

茶のロープだけを引き締めた状態。


白のロープも引き締めた状態。

白のロープも引き締めた状態。


それぞれのロープを引き締めると、写真のような形になる。左右対称に2つの結び目が、それぞれのロープに巻きついていることがわかるだろう。

茶と白のロープ、それぞれの元を左右に引っ張ると、2つの結び目が徐々に近づいてくっつく。最後に強く締め上げれば、この状態で完成。

ご覧のように、それぞれの結び目がストッパーの役割を果たす構造になっている。そのため、ロープの太さが違っても滑りやすい材質同士でも、結び目がほどけたり切れない限りはホールドしてくれるのだ。

慣れてしまえば、テグス結びも手早く使えるようになるが、まずは手軽なシーンでは一重つぎ、より強度を求めるシーンではテグス結びと使い分けてみよう。

キャンプやアウトドアシーンでは、この2つを覚えておけば「ロープを繋ぎたい」ほとんどの場面はカバーできるはず。万が一の場面でスムーズに繰り出せるよう、練習を繰り返しておこう。

池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真

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