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2022.12.22

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海のウイスキー「タリスカー10年」はアウトドアで飲むと格別。肉との相性も抜群だ



開放感あふれるアウトドアで飲む酒ほど、旨いものはないだろう。それがこだわりの酒であれば、その時間はさらに格別のものになる。

そこでOCEANSが提案したいのが、スコットランド・スカイ島の海が育んだシングルモルト「タリスカー」だ。アウトドアでこそ旨味を増す、その理由をお届けする。

海に出自を持つウイスキー。ストーリーを知るともっと旨くなる

「タリスカー10年」5300円[参考小売価格・税別]/MHDモエ ヘネシー ディアジオ mhdkk.com

「タリスカー10年」5300円[参考小売価格・税別]/MHDモエ ヘネシー ディアジオ mhdkk.com


タリスカーが誕生したのは1830年。なんと日本では幕末に差し掛かった時代だ。羊飼いだったマカスキル兄弟が、スコットランド・スカイ島で生産される大麦の価値をより高めるためにウイスキーにしようと思い立ったのが始まりだ。

1920年代からの大恐慌や第二次世界大戦などの世界的危機を乗り越えて、現在も創業時と変わらぬ製法を受け継いでいるシングルモルトと聞けば、その歴史の深さがうかがえる。



さて、このスカイ島、スコットランドの北西部にある島なのだが、絶えず海からの潮風に吹かれ「ミストアイランド」とも呼ばれている、厳しい海洋性気候の土地。

そしてタリスカー蒸留所は、満潮時には建物ギリギリまで海面が迫るほどの海壁に建てられている。つまり、それほど島の自然と密接な環境で作られているということなのだ。

なぜ、そんな過酷な場所に蒸留所を建てているのか。



前蒸留所所長のマーク・ロッホヘッドいわく「どんなに厳しくとも自然の力には逆らわず、荒れ狂う風雨、ミストもすべて受け入れます。なぜなら、それはタリスカーの味わいを生み出す自然の恵みだからです」とのこと。

原料や製法など、酒の味を決める要素はいくつもあるが、そのひとつに環境もある。

タリスカーの味わいは、島を覆うミストを思わせる潮風のような風味、地中に眠るピート(泥炭)を燃やしたスモーキーな味わいなど、スカイ島の自然があればこそ成り立っているというわけだ。そして、その恩恵に感謝を込めるように、ラベルにも「MADE BY THE SEA」と記されている。
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