▶︎すべての写真を見る ミュージシャンにとって創作のインスピレーションとなるのか、名曲に登場するカクテルは多い。
岡村靖幸「カルア ミルク」
岡村靖幸の「カルア ミルク」では「あの頃の僕はカルアミルク飲めば赤くなってたよね 今なら仲間とバーボンソーダ飲めるけれど 本当はおいしいと思えない」とカクテルとともに蘇る青春時代を歌っていて、オーシャンズ世代なら胸が切なくなるに違いない。
寺尾 聰「渚のカンパリ・ソーダ」
夏の恋を歌っているのは寺尾聰の「渚のカンパリ・ソーダ」(作詞:松本隆)。どうやら恋する気持ちを乗せるのに、カクテルは最適のようだ。
松田優作 「ルポルタージュ」 「横浜ホンキー・トンク・ ブルース」
松田優作の歌では男の哀愁がカクテルに投影される。「ルポルタージュ」(作詞:日暮真三)では、「二杯目のドライマティーニ」というフレーズが登場、エディ藩作曲のブルース「横浜ホンキー・トンク・ブルース」(作詞:藤竜也)では「ヘミングウェイなんかにかぶれちゃってさ フローズンダイキリなんかに酔いしれてた あんた知らないそんな女」。
どちらも静かに酒を傾けたくなる曲だ。
RCサクセション(忌野清志郎) 「雨上がりの夜空に」
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」(作詞:忌野清志郎、仲井戸麗市)は「ジンライムのようなお月様」と心象風景をカクテルで表現するフレーズが有名。
カクテルを味わいながら、昭和の名曲を改めて聴き直してみたい。