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2023.01.02

ライフ

寺尾 聰に岡村靖幸、清志郎…… カクテルが登場する“昭和の名曲”に酔いしれる


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ミュージシャンにとって創作のインスピレーションとなるのか、名曲に登場するカクテルは多い。

岡村靖幸「カルア ミルク」

岡村靖幸「カルア ミルク」


岡村靖幸の「カルア ミルク」では「あの頃の僕はカルアミルク飲めば赤くなってたよね 今なら仲間とバーボンソーダ飲めるけれど 本当はおいしいと思えない」とカクテルとともに蘇る青春時代を歌っていて、オーシャンズ世代なら胸が切なくなるに違いない。


寺尾 聰「渚のカンパリ・ソーダ」

寺尾 聰「渚のカンパリ・ソーダ」


夏の恋を歌っているのは寺尾聰の「渚のカンパリ・ソーダ」(作詞:松本隆)。どうやら恋する気持ちを乗せるのに、カクテルは最適のようだ。


松田優作 「ルポルタージュ」 「横浜ホンキー・トンク・ ブルース」

松田優作 「ルポルタージュ」 「横浜ホンキー・トンク・ ブルース」


松田優作の歌では男の哀愁がカクテルに投影される。「ルポルタージュ」(作詞:日暮真三)では、「二杯目のドライマティーニ」というフレーズが登場、エディ藩作曲のブルース「横浜ホンキー・トンク・ブルース」(作詞:藤竜也)では「ヘミングウェイなんかにかぶれちゃってさ フローズンダイキリなんかに酔いしれてた あんた知らないそんな女」。

どちらも静かに酒を傾けたくなる曲だ。


RCサクセション(忌野清志郎) 「雨上がりの夜空に」

RCサクセション(忌野清志郎) 「雨上がりの夜空に」


RCサクセションの「雨上がりの夜空に」(作詞:忌野清志郎、仲井戸麗市)は「ジンライムのようなお月様」と心象風景をカクテルで表現するフレーズが有名。

カクテルを味わいながら、昭和の名曲を改めて聴き直してみたい。

大森忠明、梶田麻矢(e7)、佐野美樹=写真 長嶋五郎=イラスト 林田順子=取材・文

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