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2022.12.10

ファッション

“種カジ”こと種市 暁さんに教わる、“賢く長く使える”服と道具の選び方


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センスフルで自然体。飄々と忙しい日常を走り抜ける、種市 暁さん。そんな彼の周囲には、同じく余分な力が抜けたグッドプロダクトの数々がある。

アップサイクルな“センス良く再生”編に続き、ここではロングランな“賢く長く使える日常着・道具”編をお届けしよう。

フリープランナー
種市 暁さん
1972年、東京都生まれ。業界の仕掛け人として、フットワーク軽く日々をエンジョイ。サーファー&トラベラー的感覚を根底に、楽しくセンス良く物事を捉える。グルメやファッションなど、最新情報が満載のinstagram@taneichiakiraも注目。

毛羽立ちやダメージすらポジティブに

ニット各1万6500円、パンツ各1万8150円/すべてサンゾウ トーキョー instagram@sanzoutokyo

ニット各1万6500円、パンツ各1万8150円/すべてサンゾウ トーキョー instagram@sanzoutokyo


ニットのセットアップは10着近く持っていますが、デイリーに着るならこれ一択。シャギードッグという手法で生地を毛羽立たせてあるから、ラフに扱っても長持ち。なんなら穴が開いてもいい意味で味になるくらい。

大袈裟じゃないユルめのシルエットも、実に好みの塩梅です。

メリノウールと化繊の長所をハイブリッド 

カットソー各9900円、ショーツ1万1000円/すべてウールラボ ×パークライフ× 417エディフィス(417 バイ エディフィス 新宿 03-5366-0345)

カットソー各9900円、ショーツ1万1000円/すべてウールラボ ×パークライフ× 417エディフィス(417 バイ エディフィス 新宿 03-5366-0345)


着心地が良くて天然素材ならではの調温調湿機能や消臭機能を備えるメリノウール。強度だけが唯一の懸念材料でしたが、ならばとポリエステル混紡のこれを試したところ、最高でした。

ウール100%に比べて糸強度が優れていて、ピリングも起きにくい。さすが、古くからウール生地の総合産地として栄えてきた尾州地区でモノ作りにこだわるブランド!

ルームウェアとしてだけでなく、旅でも重宝。シワになりにくく、微光沢が品良く見せてくれるから、行き先を選びません。

生涯コストで換算すればむしろお得なブーツ

Brand:グイディ Price:本人私物

Brand:グイディ Price:本人私物


初期コストはかさみますが、モノがいいので生涯コストで考えれば、むしろお得なブーツ。

25年前に購入して、今も現役です。ヌバック、スムースレザーともに丈夫で、僕は雨に濡れたって全然気にならない。むしろ育つ感覚。ソールは薄いビブラムに張り替えています。


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