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③張り綱とは太さ「2〜4mm」、長さ「3m×4〜6本」

引っかかり防止のために見やすい色を選ぼう。

引っかかり防止のために見やすい色を選ぼう。


続いて、テントやタープの張り綱は、張るもののサイズに合わせて「2〜4mmの耐荷重が高い」モデルを選ぼう。

力がかかりやすいパーツだが、メインロープと同じ理由でこの太さがあれば十分。ソロ用のテントやタープは軽くてコンパクトに収まることがメリットなので2mm、車で持ち運んで重さを気にしないファミリーテントやタープは安心の4mmが使いやすい。

長さは3mほどあれば十分。また、視認性の高い色を選ぶと引っかかり予防になる。


④ペグ用の輪っかは太さ「1〜2mm」で「ペグの本数」

付けておくと何かと便利。

付けておくと何かと便利。


何かと便利なペグループに使う場合も、2〜4mmを使い分けたい。

ペグがしっかり効く地面では、逆に抜くのに苦労することもある。そんなときは、このペグループを付けておくと助かる。

ガッチリ効いてしまったペグを引き抜くにはかなりの力がかかるので、軽量なペグには2mm、鍛造ペグのような太いものには4mmを付けておこう。


⑤ギアスリングは太さ「1〜2mm」で「4〜5本」

この程度なら、どんな太さでも問題ない。

この程度なら、どんな太さでも問題ない。


最後に5つ目の用途、ギアをぶら下げておくためのギアスリングに使う場合。

ぶら下げるギアは、重たいものでもランタンやフライパンくらいだろうから、「1〜2mmの持ち運びやすい太さ」があればいいだろう。

もちろん、メインのロープに輪っかをプルージックノットで結ぶだけでもいい。

次に使う時のために使用後はきれいにまとめておこう。

次に使う時のために使用後はきれいにまとめておこう。


ご覧いただいたように、ロープを使うシーンは以上の5つの用途が主となる。

メイン用に6〜8m×1本、張り綱用に3m×4〜6本、輪っかを10個ほどを目安に用意しておくと、どのような場面にも対応できる。

あとは実践の中で、自分に必要なロープの太さと長さを把握して、失敗がなく快適なキャンプスタイルを作っていってほしい。

池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真

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