「Camp Gear Note」とは…… キャンプや登山など、アウトドアで遊ぶならロープ(細引きやコード、ザイルとも呼ぶ)は必需品と言っていい。
タープやテントを張るのには必須な道具だし、ロープ1本でお手製のギアハンガーを作ったり、ギアが壊れたときにささっと応急処置ができるとかっこいい。
しかし、いざアウトドアショップに出かけてみると、いろいろな太さのロープが計り売りされていることに気がつくはず。
一体どの太さを、どのくらいの長さ用意すれば良いのだろうか。
今回はロープ購入時に考慮すべき、「4つの基準」を解説していこう。
▶︎すべての画像を見る 1:汎用性の高い太さは「2〜3mm」
サイトのどの部分に使うのかを考えてみよう。
まず、見た目にも違いがわかりやすい「太さ」について考えていこう。
大抵の場合、太さと強度は比例する。「強いロープがあれば何にでも使える」という考えは間違いではない。しかし、太さはしなやかさ(使いやすさと言い換えてもいいだろう)に反比例するので、細かい用途には使いづらい。
つまり、「用途に合わせて、適度な太さのロープ」を選ぶのが正解だ。
上から太さ6mm、4mm、2mm、2.4mm、1mm。
店でよく見るのは、1〜6mm径のもの。
6mmは樹間に張って大型のタープを引っ掛けるなど、かなり強い負荷がかかる場面で役立つが、嵩張るし、重たくて扱いづらいのでキャンプにはなくてもいい。
極端な使い方をしないなら、太くても4mmあれば十分だろう。
もっとも出番が多いのは2〜3mm径。太さも適度で持ち運びも嵩張らず、濡れても4mmや6mmほど重くならない。ソロ用のテントやタープに使ったり、ギアハンガーを作ったりする程度なら、このくらいの太さでも十分な強度がある製品を見つけられる。
1mm径のものはアウトドアっぽいアクセサリーの素材にしたり、ギアを引っ掛ける輪っかにしたりと、ライトな用途専用と考えよう。
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