2:ロープ内の「芯の数」にも注目
芯の本数は「中芯」や「CORE」と表記されている。
アウトドアで使うロープは、強度を出すために撚り糸の芯(コア)を外装(マントル)で覆った2層構造になっている。
この「芯の本数」にも注目していただきたい。
これは4mm径で7本の芯が入っているタイプ。
芯の本数は、耐荷重の大きさに比例する。一般的に太さが増すにつれて芯の本数は増えるが、同じ太さでも本数が異なる製品があるのが面白いところ。
その場合、本数が多いものは強度が高く、逆に本数が少ないものはしなやかで扱いやすいと考えよう。
3:「耐荷重」の表記を探してみよう
製品によって数値は大きく異なる。
ロープの構造と芯の役割が理解できたら、続いて「耐荷重」の表記を探してみよう。
耐荷重とは=ロープの強度。数値は大きいに越したことはないが、前述の通り、使いやすい太さとしなやかさとのバランスも考えて選びたい。
ひとつの目安として、
ハンモックに使うためには体重の1.5倍以上の耐荷重があるのが望ましいと言われている。80kgであれば、耐荷重は120kg以上あればOKだ。
どちらも2mm径だが上は芯が4本。下は1本。耐荷重は倍以上違う。
つまり、強風時に大きな負荷がかかり得る大型のテントやタープの設営に使う以外は、よほどの悪天候下や特殊な使い方をしなければ、極端に大きな耐荷重は必要ないことがわかるだろう。
ちなみに、基本的な構造は同じロープだが、芯の本数と耐荷重の大きさによって、パラコード、タクティカルコード、マイクロコード、ナノコードなどと呼び分けられている。
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