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4:切り分けるなら、長さは「30m」は欲しい

切り分けた時に必要な長さを計算してから買い物に出かけよう。

切り分けたときに必要な長さを計算してから買い物に出かけよう。


長ければ長いほど良いように感じるが、扱い慣れないうちは長過ぎると使用後にまとめるのが大変。ほどくときも絡まってしまって、ロープを使うこと自体が嫌になってしまう。

メインのリッジラインとして張る場合、1本10mもあれば十分事足りる。テントやタープの張り綱として使う場合は、テントのサイズによって3〜6mほどの長さが数本あると便利だ。

出発前に自宅で少し余裕を持った長さにカットして持っていくと扱いやすい。

+α:「カットした後の処理」をお忘れなく

すぐに触ると溶けたロープが指について火傷の原因になるので要注意。

すぐに触ると溶けたロープが指について火傷の原因になるので要注意。


前述の通り、アウトドア用のロープの多くは撚り糸の芯を編み構造の外装で覆っている。なので、カットした切り口をそのままにしておくと、ロープはどんどんほつれてしまうのだ。

カット後には、忘れずにほつれ防止の末端処理を行いたい。

完成形はこんな感じ。

完成形はこんな感じ。


やり方は簡単で、ロープの断面をライターで軽く炙り、溶けた先端を金属などに押し当てて平らにする。まだ柔らかいうちに指で軽く成形したらできあがり。


必要な長さや本数に万人に当てはまる正解はなく、各々のキャンプ装備によって異なる。

初めのうちはつい余計に持ってしまいがちだが、使っていくうちに自分のキャンプに必要な長さや本数がわかってくるはずだ。

池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真

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