[左]メンズ・ダウン・セーター・フーディー4万1800円、[右]メンズ・ダウン・セーター3万5200円/パタゴニア 0800-8887-447
▶︎すべての画像を見る パタゴニアの冬の大定番「ダウンセーター」。一般的なモコモコダウンと違ってとにかく薄いのが特徴的で、それこそがセーターと名付けられた所以でもある。
1989年に登場し、2004年に大きくデザインを変えて以来、見た目はほぼそのままだが、性能や環境への配慮という点でも不断のアップデートを繰り返してきた。この冬に登場するダウンセーターも、また進化を遂げたようだ。
一体何が変わったのか、US本社と共に開発に関わる、マーチャンダイジング部の片桐星彦さんにポイントとおすすめの使い方を聞いた。
今季のダウンセーター、3つの進化ポイントは
「新しくなったことといえば、まず、ネットプラスの採用ですね」。
ネットプラスとは、海洋環境の天敵である廃棄漁網を回収し、再生したリサイクルナイロンのこと。海洋プラスチック汚染の削減に貢献すべく、パタゴニアが10年前から開発に取り組み実現した革命的な素材である。
「これまでのダウンセーターには、ペットボトルや衣類を再生したリサイクルポリエステルを使用してきましたが、リサイクルナイロンになったことで強度が上がり、耐久性も向上しました。手触りもよりソフトになりましたね」。
800フィルパワー、羽毛26%増量というスペック
800フィルパワー&ダウン100%なのでもともと温かいが、なんと今年はダウンの羽毛量を約26%も増やし、保温性も格段に上がった。
「ダウンセーターにはジャケットタイプとフーディーの2タイプがありますが、それぞれ26%、29%と羽毛量がアップしています。鞄を背負う肩の部分は長年使っているとヘタってきますが、肩にも張りが出て、首周りもロフトをしっかり感じてもらえると思います」。
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