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2022.12.02

ファッション

八方良しの気持ち良さ。「ロロ・ピアーナ」の極上スエードジャケットが既成概念を覆す

87万8900円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン 03-5579-5182)

87万8900円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン 03-5579-5182)

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気持ちいい服に何より欠かせない、上質な生地の創造において、ロロ・ピアーナの功績と貢献は計り知れない。

1800年代初頭から一族は毛織物商人として歩み出し、2世紀以上にも渡って最高品質のテキスタイルを発信。オーストラリアとニュージーランド産のメリノウールやアンデス産のビキューナ同様、こちらのジャケットボディに使われるカーフスキンもまた至高。

それを丁寧に加工したきめ細やかなスエード地は、短い毛脚がエレガンスを代弁し、肌に吸い付くシルキータッチは固くて重いレザーの概念を軽やかに覆す。



そのうえで中綿を軽く挟み込み、防寒面にも配慮。身頃の前後に大きなポケットが付いた伝統的なマレンマジャケットに範をとるデザインからも、気品と力強さが滲み出る。

襟にカシミヤのインターシャ編み、裾と袖口のリブにはカシミヤニットを備え、細部への構えも万全。まさに八方良しの気持ち良さはリーディングブランドとしての矜持に満ちている。

清水健吾、干田哲平、高橋絵里奈=写真 梶 雄太、来田拓也、松平浩市=スタイリング 加瀬友重、高村将司、オオサワ系、安部 毅、増山直樹、磯村真介(100miler)、早渕智之、大木武康、大関祐詞、今野 壘=文

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