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Have a nice ONSEN trip
そんな今泉さんは、アイテム選びで大切にしている視点があるという。
「ある大先輩に『お金を持ったらセンスがなくなるからな』と忠告されたことがあったんです。例えば、AとBのアイテムを迷ったとき、結構みなさん高価な方を買われるんですよね。理由を聞くと、『高い方がいいに決まっている』と。
それもブランディングと納得するところはありますが、できることなら金額以外のところで判断できる大人でありたい。年を重ねていくうえで、良いモノを手に取る感性や嗅覚は持ち合わせていたいなと思います。
シュプリームは、そんな人たちも手に取っている印象がありますね」。
だからこそ、今泉さんは話題性や人気だけでアイテムを手に取らない。こちらのシャツもまた、独自の感覚で手にしたアイテムである。
「むしろシャツなどの一般的なアイテムの方が、シュプリームは強いマインドを持って作っていると思います。このウエスタンシャツもユニークなアイテムですが、最高級のシャツと比べてもまったく引けを取りません。
上質な生地を使いながら、パジャマのような風情がまた肩肘を張るわけでもなく、そしてブランドで武装するわけでもなく、ほどほどに抜け感が出ている。まさに“ちょうどいい”んですよ」。
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