高校卒業後は都内の短大に入学。小さい頃から辛い食べ物が好きだったこともあり、アルバイト先は韓国料理屋を選ぶ。
「韓国ラーメンのプルダックは結構辛い。あと、青唐辛子には個体差があって、辛いやつに当たると本気で辛いんですよ」。
同年代のアルバイトが多くて、とにかく楽しかった短大時代。
蒙古タンメン中本のメニューの中でもいちばん辛いとされる「北極」は余裕で行けるという七瀬さんが「ベスト激辛ラーメン」に挙げるのがラーメン源泉 鎌倉店の「ぶっとびラーメン」だ。
「初級、中級、上級があって、上級は韓国料理屋さんで食べた料理より断然辛いです。初めて食べる人はお店のルールで初級からで、私も級を徐々に上げていって上級を食べられるようになりました」。
神奈川県内に数店舗あるラーメン源泉のなかでも、この激辛ラーメンを出すのは鎌倉店のみ。店長オリジナルのメニューなのだ。
「上級を食べられる人があまりいないこともあって、いまでは店長さんとも仲良くなりました。席に座ると『いつものでいい?』と言われて上級が出てきます」。
唐辛子はブランド唐辛子のジョロキアやハバネロなどさまざまな種類を組み合わせている。
ガレージファクトリーでは“オススメ偏愛メディア”『NoBEST』も運営しており、七瀬さんの激辛ラーメンレポートは
そこで読める。
好きが高じてキャンプでいちからラーメンを手作りするほど。
ラーメンの話が長くなった。
七瀬さんは短大を卒業後、営業代行の会社に就職。さらに、不動産の営業事務などを経て、ここガレージファクトリーで働くことになった。
設立したばかりの同社に彼女を誘ったのは社長の佐保祐大さん。
「社内ではバランサーで、成田さんのおかけでみんなが気分よく仕事ができています。外部とのやりとりも、ほとんど彼女任せ。採用を含めて総合的な仕事をしてくれているので、いなかったらめちゃめちゃ困ります」。
社長に頼られまくっています。
そうだ、さっき七瀬さんから「社長は元バンドマン」という話を聞きました。
「バンドは28歳ぐらいまでですね。ミクスチャー、ラウド、ハードコア系でうるさい曲。女性2人がボーカルで、僕はベースでした」。
なお、佐保さんの癒しは熱帯魚の水槽を無心で眺めること。
グッピーやテトラ、コリドラスというエビなどが優雅に泳ぐ。
これに影響された七瀬さんも自宅で熱帯魚を飼い始めたという。
魚の種類は佐保さんとまったく同じ。
仕事のやりがいについても聞いてみた。
「7月に初めてセミナーに登壇したんですが、ものすごく緊張したのを覚えています。 資料作りでは社長からフィードバックをもらって、事前の予行演習にも時間をかけたので思い入れがある仕事でした」。
テーマは「広報担当者のための個人Twitter運用術」。
オフィス内にはビジネス書が並ぶ本棚もあった。七瀬さん、いま読んでいるのはどれでしょう?
「『コンサル一年目が学ぶこと』です。仮説思考なども含めて、コンサル以外の業務でも勉強になる内容が詰まっています」。
誰にでも役立つ普遍的なビジネススキルを厳選して解説。
同じ広報担当者同士で定期的にランチ会も開いている。
美味しいランチを食べながら、仕事につながる知識を仕入れる。
現在は鎌倉に住んでおり、お気に入りの散歩スポットは2時間ほどで上り下りできる峯山という低山。頂上には地元の人が作った竹製の滑り台があり、春は桜、秋は紅葉の景色を楽しめる。
あら、お子さん?
「そうなんです、上に9歳の息子、下に6歳の娘がいます。娘のクセが強いので、イラストレーターさんに絵を描いてもらって漫画にしてTwitterにアップしました。娘のリアルな容赦ないセリフが人気なんです」。
レジの女性に「お菓子を買ってもらえないこと」に対する不満をぶつける娘さん。
ところで、さっきからホワイトボードが気になっている。絵で埋め尽くされているのだ。
「本来はプレゼン用なんですが、5月に娘を連れてきたら独特のタッチで動物の絵を描き始めて。それを機に来社した方が次々に描き始めました」。
「とておきたい(取っておきたい)」と添えられているので消せなかった。
さて、激辛ラーメンと仕事のやりがいトーク、ありがとうございました。最後に読者へのメッセージをお願いします。
最後の3行が非常に心強い。
[取材協力]ガレージファクトリーhttps://garage-factory.co.jp
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