▶︎すべての画像を見る 「俺流!Supreme」とは…… 「シュプリーム(Supreme)」というブランドの偉大さは、ストリートカルチャーにどっぷりな若者はもちろん、年と経験を重ねた大人をも振り向かせるところにあるのだろう。
ビームス プレスの秦 拓也さんは、周囲の先輩たちの金言からファッションを学んできたクチだが、そんな彼もまたシュプリームを手にする。そのワケとは。
秦 拓也●ビームス 横浜西口の販売スタッフからキャリアをスタートさせ、2017年よりプレスとして活動。現在も、あらゆるメディア媒体の取材対応やリース対応に追われる傍ら、新作アイテムの情報発信なども余念がない。特技は大学時代に汗を流してきたダンス。
背中を追いかける人たちの影響で開眼
ダンスの楽しさに魅了され、ファッションも必然的にストリートへ傾倒。大学時代にはワコマリアやテンダーロインといったブランドへと食指を伸ばした。
そんなストーリーを聞けば、シュプリームとの出合いもある種必然かと思いきや、どっぷりと浸かったのは卒業してだいぶ経った頃だという。
「実は、シュプリームに興味を持ち出したのは割と最近。ビームスで働きながら、ファッションの知識の幅を広げ始めてからなんです。
大学のときにTシャツくらいはつまんではいたのですが、どちらかというと、『そのアイテム、イケてるけどどこのブランド?』っていうぐらいさりげないもののほうが好きだったんです」。
流行に左右され、ファッションを表層的に捉えていた若手時代。しかし、ビームスでの仕事を通じ、ストリート畑の先輩たちからいろんな知識を吸収するうちにシュプリームを着たいと思うようになったとか。
「今はシュプリームをサラッと着たいと思いますね。野村訓市さんなどを見ていると特にそう感じます。ビームスの先輩にもシュプリーム好きがいて、サラッとチビロゴのアイテムを着ていたりします。
サラッと着ている格好いい大人を見ていると、『あ、こういう着方だったらイケてるな』『シュプリームってやっぱりいいな』って思うようになりました。ルーツを知っている人じゃないと醸し出せない空気感というか、『あえてのシュプリーム、かっけぇ!』みたいな(笑)」。
以降、自身のワードローブの中ではもう定番化。小さいロゴのシリーズはTシャツやソックスをとことん身につけては買い替えて、また着倒すの繰り返しだという。
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