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2022.10.30

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芸能界を去って伊豆の山奥で自然暮らし。移住13年目の松岡俊介が得た6つの教訓


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「失敗から学ぶ移住術」とは

あえて不便な環境に身を置くことで、家族みんなで生きる力を付けることを目的に、13年前に伊豆半島の松崎町に移住した松岡俊介さん。

いきさつは前編でお伝えした通り。


松岡俊介●1972年東京生まれ。18歳にモデルデビューし、俳優としてTVドラマや映画に出演。自身のアパレルブランドを展開、セレクトショップもオープンするなど、ファッションのカリスマとして時代を牽引する。15年前に南伊豆の古民家に移住、妻・娘4人と暮らす。

松岡俊介●1972年東京生まれ。18歳にモデルデビューし、俳優としてTVドラマや映画に出演。自身のアパレルブランドを展開、セレクトショップもオープンするなど、ファッションのカリスマとして時代を牽引する。13年前に伊豆半島、松崎町の古民家に移住、妻・娘4人と暮らす。現在、単身赴任先の「カメヤ食堂」の店長を務める。


購入した古民家は日照時間が少ない斜面に立つため、老朽化も激しい。「僕らはあえて不便に挑んでいるので、普通の人には参考にならないと思いますよ」と断りつつ、山奥で暮らす不便さを語り始めた。

その例は枚挙にいとまがないほどだが、なかでも山暮らしの参考になりそうな6つの教訓を教えてもらった。

教訓① 家探しは時間と季節で確認すべし

松岡さん家族が住む築45年の古民家は、人里から徒歩1時間ほど離れた山の上にある。一帯の集落には、昔から住んでいた4世帯と、松岡家を含む新参の4家族が暮らすという。

家は標高500メートルの斜面にあり、日当たりは良くない。湿気が多く洗濯物はなかなか乾かないうえ、革製品はカビてしまうほどだ。

霧が家に入ってくる、こともあるという山奥に立つ山小屋のような自宅。

山奥に立つ山小屋のような自宅。(写真提供:松岡俊介)


「うちは日照時間が少ないんで、湿気もすごいし、家が傷みやすいですね。霧が家の中にさーっと入ってきますよ(笑)。服も簡単に乾かないし、革製品はカビます。

山は4分の3がだいたい湿気のある場所だから、選ぶなら南東向きの家がいいですよ。あとは一日滞在して、時間によって日当たりがいいのか悪いのかを確認する。

できれば季節によって、その土地の環境がどう変わるかも見ておくのがベスト。山は本当に甘く見ないほうがいい」。


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