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AUTECH仕様や豊富なオプションの存在も

日産によると、2022年8月31日時点で新型エクストレイルの累計受注台数は1万7000台を超えている。そのうち90%がe-4ORCEで、グレードでは最上級のGが65%、中間グレードのXが33%、Sが2%という内訳だ。

もう1台、エクストレイルの試乗会場で見て気になったのは、AUTECH仕様車だ。

日産本社で撮影したAUTECH仕様(筆者撮影

日産本社で撮影したAUTECH仕様(筆者撮影


特徴はドットパターンのフロントグリルや低重心を強調するメタル調フィニッシュパーツ、そしてスポークをナット部の際まで伸ばしたデザインが印象的な20インチホイールだ。

また、オプションパーツとしては「放射冷却メタマテリアル技術」を要するRadi-Coolを使った、カーサイドタープやサンシェイドが気になった。

Radi-Coolを使ったオプションパーツのカーサイドタープ(筆者撮影)

Radi-Coolを使ったオプションパーツのカーサイドタープ(筆者撮影)


一般的なサンシェイドと比べて車内温度は10度以上も下がるという。実際、試乗会当日は強い日差しが降り注いでいたが、カーサイドタープの中は外と比べてかなり涼しく感じた。

エクストレイルは、2000年に初代(T30)が登場し、アウトドアや雪道などでの「タフギア」という商品性で広い世代で人気を博した。今回の4代目ではタフギアに加えて、3代目から強調している高度運転支援システム「プロパイロット」やコネクティビティ技術による「アドバンスドテクノロジー」をさらに高め、そしてAUTECH仕様や各種オプションパーツを含めて、「機能性と上質さ」を兼ね備えたモデルに仕上がったといえる。




東洋経済オンライン=記事提供

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