オークションに出品された「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」。今回の売上を45以上の指名慈善団体に100%寄付する。またクリスティーズは、バイヤーズプレミアム(手数料)も100%寄付する。 ©Christie’s
▶︎すべての画像を見る 火星の時間がわかる“スピマス”が話題になっているオメガから新たなニュースが届いた。
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)でダニエル・クレイグが実際に着用した“2本のオメガ”が、007ファンによってオークションで落札されたという。合計金額は、日本円にして約5000万円だ。
その落札の舞台は、イーオン・プロダクションズとクリスティーズが主催した2部構成の公式チャリティオークション「Sixty Years of James Bond」である。
オークション特製ボックスに入った「シーマスター アクアテラ マスター コーアクシャル」。 ©Christie’s
9月28日夜にロンドンで開催されたライブオークションには、熱心なコレクターが集結。
時計、車、プロップ、衣装など25品が出品され、それらの多くは25作目のボンド映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に関連するものだった。
22万6800ポンド(約3535万円)で落札された「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」。本時計のオークション売上は「TIME'S UP UK」に寄付される。 ©Christie’s
その中で22万6800ポンド(約3535万円)で落札されたのが、「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」だ。
チタン製のスタイリッシュなミリタリー風時計で、メッシュブレスレットが特徴的な一本。この時計は、ダニエル・クレイグの意見を取り入れてデザインされたことでも知られている。
11万9700ポンド(約1865万円)で落札された「シーマスター アクアテラ マスター コーアクシャル」。この売上は「Orbis」に寄付される。 ©Christie’s
一方、メタリックブルーのダイヤルを備えたステンレススチール製の「シーマスター アクアテラ マスター コーアクシャル」は、11万9700ポンド(約1865万円)で落札された。
それぞれの時計を落札した2人は、ジェームズ・ボンドのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ、オメガ社社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマン、そして俳優ダニエル・クレイグのサイン入り証明書とともに、特製ボックスに入った時計を受け取ることになる。
このあとも、10月5日の「ジェームス・ボンドデー」までオンラインオークションは引き続き開催され、過去25作品から、ポスター、小道具、衣装、記念品など35点が出品された。
[問い合わせ]オメガお客様センター03-5952-4400