全世代で不動の人気を誇るアディダスの「スタンスミス」から、ニューフェイスがお目見えだ。
さっそくご覧いただこう。
10月4日(火)発売、数量限定。「STAN SMITH NAIJEL GRAPH」各1万5400円/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口 0570-033-033)
ん? お馴染みのスタンスミスだよね? と思いきや、シュータンをよく見てみると……
可憐でポップな花のイラストが描かれているではないか。
実はこれ、10月4日(火)に発売される「スタンスミス ナイジェルグラフ(STAN SMITH NAIJEL GRAPH)」。その名のとおり、アーティストのナイジェルグラフとのコラボ作品である。
その花の意味をお伝えする前に、まずはコラボの詳細についてお伝えしよう。
ナイジェルグラフは東京を拠点に活動するアーティストで、アパレルやライフスタイルブランドなど、グローバルなコラボレーションプロダクトも展開。
これまでビースティ・ ボーイズのオフィシャルグッズや
映画『WILD STYLE』のオフィシャルポスターなども手掛け、最近ではスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『E.T.』の公開40周年を記念した公式コラボプロジェクトも行った。
日本だけでなくアジア、北米、ヨーロッパなど、世界各国で展覧会なども開催する、最注目アーティストのひとりだ。
本コラボは、アディダスが新たにスタートさせた「トーキョー エナジー」シリーズの記念すべき第一弾アイテムで、今後も東京カルチャーからインスピレーションを得た作品がラインナップされる予定となっている。
いい意味で雑多な東京のエネルギーが、ユニークで独創的なコレクションを生み出してくれそうだ。
シュータンが示すとおり、今回のコラボのテーマは、”MAKE BLOOM IN HEART(心に花を咲かせよう)”。
アッパーにはリサイクル素材が含まれたシンセティックスエードを採用。シュータンやヒールロゴの手書きのグラフィックに加え、ミッドソールにはこのテーマの頭文字を取った”MBIH”の文字が刻まれている。
まさに履く人の心に花が咲き、毎日ポジティブでいられそうな一足だが、このデザインにも深い意味が込められている。
実は、ナイジェルグラフがシュータンに咲かせた花は“平和の象徴”とも言われる「オリーブの花」。花言葉は「平和」や「安らぎ」で、これは旧約聖書に記された「ノアの方舟」に由来すると言われている。
簡潔にまとめると、神が起こした大洪水からノアが方舟で逃れていた際、放った鳩が地上からオリーブの枝を持ち帰ったことがキッカケで、洪水が収まったことを知ったと言われているのだ。
つまり、独特のユルいタッチで描かれたこの花からは、未曾有のパンデミックや戦争など、現在の複雑な世界情勢に対する平和的なメッセージが読み取れるってワケ。
確かに、耳に入るのは明るい話題ばかりではないかもしれない。だからこそ、こんな素敵なスニーカーを履いてより良い未来へと歩きたいではないか。