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服はもちろん、付属物もできる限り環境に配慮したものを

 

テイクスを代表するアイテムがシンプルな半袖Tシャツ。生地の混率はTAKEFU50%、オーガニックコットン50%である。品質表示は服に直接プリント。東京都江東区の特殊阿部製版所が開発した、裏映りしない「タグレス」という印刷工法だ。9900円/テイクス 03-5962-6430


「小さなことでも、今できる限りのサステナブルを目指していきたい」という染谷さん。

例えば、素材や洗濯方法などの品質表示が記載される、服に縫い付けられたタグ。これは一般的にポリエステル素材がほとんどであり、土に還ることはない。また肌当たりが気になる場合も多い付属物である。

そこでテイクスでは、ドイツ製のエコなインクを使用して品質表示を服に直接プリント。また包装用の袋はバイオマス素材のものを、製品タグループには紙糸素材のものを採用している。

 

新作スウェットパンツ。ウエストや裾のリブにゴムなどの合成繊維は使わず、オーガニックコットンの平紐によってホールドする。3万6300円[12月発売予定]/テイクス 03-5962-6430


そして一般的なTシャツは強度の高いポリエステルを縫製糸に使うことが多いが、テイクスではコットンの縫製糸を使っている。

つまり天然繊維しか使っていないテイクスのTシャツは、土に埋めればそのまま生分解されるということだ。

「デザインを担当している妻の実家の庭に埋めて実験してみました。およそ半年でちゃんと土に還ります。庭には畑もあるので、もしかしたら普通より多少は豊かな土壌なのかもしれませんが」。

Tシャツを実際に土に埋めて生分解の経過を検証。上が0日、左下82日、右下168日の状態。約半年でほぼすべて分解される。

Tシャツを実際に土に埋めて生分解の経過を検証。上が0日、左下82日、右下168日の状態。約半年でほぼすべて分解される。


さてオーシャンズでは様々なサステナブランドを紹介してきたが、そのうちの多くが’15年以降にデビューしたブランドである。ファッションにおけるサステナブルは間違いなく、近年急速に加速している。

改めてこの状況を伝えるとともに、TAKEFUを開発した相田さんの言葉を借りて本稿を結びたいと思う。

「今まではデザイン優先で、健康への眼差しが十分ではないと思っていたファッションの世界。そこにテイクスが生まれ、服をつうじて健康と環境に対するメッセージを発信していただけることを、とてもうれしく思っています」。

takes. テイクス
創業年:2021年4月
本社所在地:東京都港区
クリエイティブディレクター:染谷裕亮
店舗:オンラインストアほか国内セレクトショップで展開

Sustainable Keywords
・竹100%のレーヨン素材「TAKEFU」を使用
・約半年で土に還るオーガニックなTシャツ
・タグを使わずに品質表示を直接プリント


鈴木泰之=写真 加瀬友重=編集・文

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