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2022.09.06

あなたはどう使う?シトロエンの新型「C5 X」はSUVであり、ワゴンであり、セダンである


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トヨタのクラウンもそうだが、もはやブランドのフラッグシップ=セダンという時代は終わったみたいだ。

10月1日(土)から日本でも販売されるシトロエンの新たなフラッグシップ「C5 X」は、SUVのようでもあり、ステーションワゴンと捉えることもでき、高級セダンらしさもある、不思議なモデル。

全長4805×全幅1865×全高1490mmというサイズは、確かに同ブランドで最も大きい。名称の「C5」も、既存のC3やC4といったモデルより上のクラス、という意味だ。

で、このC5の後ろに「X」がついていることが、このモデルがカテゴリーレスであることを現しているらしい。


使い勝手はSUVとワゴンのいいとこ取り

用意されるパワートレインは、1.6Lガソリンターボと、同エンジンにモーターを組みあわせたプラグインハイブリッドの2種類。

用意されるパワートレインは、1.6Lガソリンターボと、同エンジンにモーターを組みあわせたプラグインハイブリッドの2種類。


スタイリングはSUVっぽさを感じさせる。ロードクリアランスが165mmと一般的なセダンより少し高くとられ、SUVのようにブラックで塗装されたホイールアーチが備わる。

おかげで19インチの大きな4つのタイヤが力強く地面を踏みしめる感じがする。

それでいて全高は1490mmと普通のSUVより抑えられているので、ステーションワゴンとも捉えることができる。

しかもリアが大きく傾いているため、シューティングブレークやクーペ風味まである。

プラグインハイブリッドはモーターのみで最大65km走ることができる。

プラグインハイブリッドはモーターのみで最大65km走ることができる。


そんな摩訶不思議なボディに収まるラゲッジ容量は通常時で545L、後席を倒せば1640L。全長が100mmもC5 Xより長いBMW 5シリーズのワゴンが570L/1700Lだから、積載量は意外とある。

ラゲッジ床はセダンよりは高いがSUVよりは低いため、荷物の載せ降ろしはSUVより楽だし。もちろんリアバンパー下で足を振れば自動でテールゲートが開閉する。

そんなSUVやステーションワゴンのいいとこ取りなのがC5 Xの魅力だが、それだけじゃない。

やはりシトロエンのフラッグシップに欠かせない、雲上の乗り心地を備えてる。


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