▶︎すべての画像を見る 連載「40代、なお食べ盛り」 好きな焼肉の部位は? と聞かれたら、「タン」を挙げる人も多いだろう。
そんな諸兄にオススメしたいのが、極上の牛タンを心ゆくまで食べられる「焼肉一心たん助 旦」だ。
食べ放題は「プレミアムコース」(70分5980円)の一択。厳選した極上の牛タンを使用しながらも、原価率を高めることで価格を抑えた。なんと、その原価率は40%を超えるのだとか……!
オーダーするとまずは自動的に牛タンの盛り合わせが来るのだが、これが既にボリューム満点!
厚さ20mmの厚切り特上タン、仙台牛タン、上タン塩の黒と白を食べ比べられるようになっていて、最初はベストな焼き加減になるようにスタッフが丁寧に焼いてくれる。
最初に運ばれてくる盛り合わせで、このボリューム!
まずは、上タン塩の黒。旨味が濃く、脂も乗っているので、粗塩などでシンプルに食べてほしい。
続いては上タン塩の白。一般的な焼肉屋で出てくるのはこの白。見た目は黒と変わらないのだが、食べてみると違いは歴然。淡白な味わいなので、ネギと特製の柑橘ダレをつけるのがオススメだ。歯応えがあり、さっぱりとしていて、黒とは違うウマさがある。
上タン塩2種を食べ終えたところで、続いてはじっくり焼き上げた厚切り特上タンだ。
外側はサックリと、内側はプリッとした食感で、カットが違うとこんなに味が違うのか! と驚く。ボリューム満点だが、脂はあっさりとしているので、こちらもペロリと食べられる。
厚切り特上牛タンは食べやすいようにカットしてくれる
さて盛り合わせの最後は仙台牛タン。こちらは日替わりで仙台味噌漬けか塩が提供される。ちなみにこの日は仙台味噌漬け。厚切りのタンに切れ込みを入れて、塩につけて熟成。さらに味噌に漬け込んだ、創業当時から人気のメニューだ。
香ばしく焼かれた甘辛の味噌とタンの旨味が相まって……これは絶対米と合う!!
「すみません! ご飯ください〜!」。もちろん、とろろもオーダーだ。
この味噌だれが抜群に米と合う
ご飯は窯で一気に炊き上げられている
ちなみにご飯の米は、焼肉に合うようにお米マイスターとコラボしたオリジナル米。肉と一緒に口に入れたときに、濃厚な肉の旨みに負けない粒感ともっちり感にこだわって開発したという。
とろろもサラッとした長芋と、とろっとした大和芋をブレンドするなど、サイドメニューにまでこだわりがひしひしと感じられる。
追加の肉はQRコードを読み込んだ自分のスマホからオーダーしていく。うれしいのは、肉を1枚単位で注文できること。あれもこれも食べたいとなるのが食べ放題だが、このシステムなら全種類制覇も夢じゃない。
ちなみに9種類の牛タン以外にも、ハラミやカルビ、ホルモンなど通常の焼肉も20種類がラインナップ。サラダやスープ、肉刺し、先ほどのライスやとろろも、もちろん食べ放題に含まれる。
こちらの肉寿司ももちろん食べ放題!
まずは黒毛和牛にこだわったカルビ、プライムグレードのハラミをオーダー。
食べ放題の焼肉だと肉がペラペラということも多いが、こちらはしっかりと厚みがあって、食べ応えもバッチリ。1枚で200〜250gもある厚切りザブトンステーキも見逃せない。
カルビとハラミ。1枚ずつオーダーできるのがうれしい。
ホルモンにもこだわりが。
レバーとハツは一度も冷凍をしていない生ホルモンで、レバーは角がしっかりと立っているし、ハツは驚くほど鮮やかな色合いで鮮度の良さが見た目からも伝わってくる。
臭みもないので、ホルモンが苦手な人も食べやすいはずだ。
ハツの鮮やかな色は生ホルモンだからこそ。
と、ここまで食べて気が付いた。一般的な焼肉食べ放題だと、廉価な鶏肉や豚肉もあるものだが、この店は牛肉オンリー。思う存分牛肉を楽しめるようになっているのだ。
カルビやロース、ホルモンで脂の旨みを存分に味わったら、再びあっさりなタンに戻る……このループ延々と繰り返せる!
焼肉もサシが入った上質な肉なのがお分かりいただけるだろう。
気付けば、ラストオーダーの70分に。もう腹はパンパンで、立ち上がるのさえ辛いほどだ。今までの人生でこんなに牛タンを食べたことがあっただろうか。
牛タン好きならずとも、肉好きならぜひ一度足を運んでみて欲しい店だ。
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【店舗詳細】「一心たん助 旦-dan- 有楽町」住所:東京都千代田区有楽町1−2−11 オーキッドスクエアビル1階電話:03-6268-8515営業:16:00〜23:00(L.O.20:30)