どこをとっても大人のスニーカーと呼ぶにふさわしい
甲の立ち上がりを抑えた、抑揚を利かせたグラマラスなシルエット、ウォルシュ・フラッシュと名付けられたサイドラインが際立つシンプルなパターン、そしてシュータンに輝く英国国旗……。
ウォルシュはどこをとっても大人のスニーカーと呼ぶにふさわしい風格をそなえている。メイド・イン・イングランドがダメを押して、ウォルシュはまさにオーシャンズ世代が履くに足るブランドといえる。
食指が動いた読者のためにこの秋の新作をふたつ、紹介しよう。ひとつがオールグレイの「トルネード」、もうひとつがオールレザーの「トルネード 17」だ。
1983年のロンドンマラソンで銅メダルを獲得した選手が履いた「トルネード」。
「トルネード」は1983年のロンドンマラソンで銅メダルを獲得した選手が履いたモデル。ノーマンがとくに気に入っていたというウォルシュを代表する軽量モデルだ。
現行モデルはカップインソールのアップデートでさらに履き心地が向上している。
サイドラインもグレイで染めたオールグレイの「トルネード」。9月発売予定。2万2000円/ウォルシュ(カメイ・プロアクト 03-6450-1515)
そのスニーカーは想像よりもはるかに軽い。片足およそ200グラム。いうまでもないことだが、“軽さ”はアスリートシューズの必要条件であり、アスリートシューズづくりで養われた感性、技術が遺憾なく発揮された賜物だ。
オールレザー・バージョンの「トルネード 17」。9月発売予定。2万8600円/ウォルシュ(カメイ・プロアクト 03-6450-1515)
「トルネード 17」はジャパンサイドのリクエストで誕生した、「トルネード」のサイドラインをオミットしたモデル。レザーをまとったそれは革靴の延長で履けるドレッシーさを醸す。リリースしたのが2017年だったから、お尻に“17”をつけた。
[問い合わせ]カメイ・プロアクト03-6450-1515